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ウェザーニュース
これからの時季、水分補給にペットボトルの飲みものを飲む機会が多くなります。
口をつけたペットボトルの飲みものを飲みきれなかったとき、皆さんはどのようにしていますか?
ウェザーニュースでアンケート調査を実施したところ、「冷蔵」という回答が男女ともに最も多く、全体の約6割を占める結果となりました。続いて、「その他」「捨てる」という回答が多かったようです。また、少ないですが「常温」という回答も一定数ありました。
口をつけたペットボトルの飲みものを飲みきれなかったとき、皆さんはどのようにしていますか?
ウェザーニュースでアンケート調査を実施したところ、「冷蔵」という回答が男女ともに最も多く、全体の約6割を占める結果となりました。続いて、「その他」「捨てる」という回答が多かったようです。また、少ないですが「常温」という回答も一定数ありました。
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口をつけたけれど飲みきれなかったとき、ペットボトルの飲みものは保存できるのでしょうか。
特に今の時季は食中毒も気になります。そこで、詳しい話をエフコープ生活協同組合機関運営・広報部の光安さんに伺いました。
飲みかけのお茶と水で検証
エフコープ商品検査センター「りんご館」が、500mlのペットボトル入りの玄米茶と水を、食事の際に口をつけて半分ほど飲み、残りを25℃と10℃で保存し、経過した日数ごとに菌の数を測定しました。
※汚染リスクが高い、食べものが入り込みやすい状況のものを検体として検証
25℃では爆発的な菌の増殖が
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さて、どのような結果になったのでしょうか。
「検証の結果、玄米茶、水ともに10℃(冷蔵庫を想定した)で保存したものは菌の増殖はほとんど見られませんでした。
これに対し、25℃(9月の常温保存を想定)では両者とも経過日数とともに菌が大幅に増殖しています。特に玄米茶は、4日経過すると飲んだ直後の約67,000倍まで爆発的に増殖しています。
このように、保存する温度によって菌の増殖に大きな差ができることがわかりました。
一般的に菌の数が1000万個を超えると『腐敗』と判断されますが、だからといって『1000万個以下なら安全』『いついつまでなら安全』とは言えません。保存状態、個人差によって食中毒のリスクは大きく変動するからです」(光安さん)
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ペットボトルの飲みものは口をつけて飲んだら、飲みかけはすぐ冷蔵庫に入れ、なるべくその日のうちに飲み切るようにして食中毒のリスクを下げるようにしましょう。
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