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食べたい機内食が選べなかった乗客が怒り出し、アメリカ発オランダ行きの国際便が離陸から2時間で最寄りの空港への緊急着陸に追い込まれた。
ガーディアンによると、問題が起きたのは7月9日のジョージ・ブッシュ・インターコンチネンタル空港(アメリカ・テキサス州)発のユナイテッド航空20便の機内。
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オランダ・アムステルダムに向けて午後4時20分に出発したが、約2時間後にシカゴ上空あたりを飛行中だったところで、機内食が希望通りにならなかったことに腹を立てたビジネスクラスの乗客が騒ぎ出したという。
ニュージーランド・ヘラルドは、航空関係者がTwitterに投稿した「座席11G」「脅威レベル1」というユナイテッド航空の内部情報を伝えている。
UA20便は、シカゴ・オヘア空港に緊急着陸を試みることに。しかし、燃料をたっぷり積んだ状態での着陸は危険だ。そのため、同空港の上空周辺で旋回を繰り返して燃料を投棄したという。
航空機の飛行情報を提供する「フライトレーダー24」がTwitterにUA20便の飛行経路を投稿。ミシガン湖の上空でぐるぐる回っている様子がよくわかる。
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ユナイテッド航空は今回の緊急着陸について、「UA20便は乗客が起こした騒ぎのため、オヘア空港へと進路を変え、無事着陸しました。警察当局がゲートのところで同機を迎え、乗客を機外に誘導しました。その後、アムステルダムへと出発しました」とガーディアンの取材にコメントしている。
フライトレーダー24のデータによると、UA20便は当初の予定から3時間遅れで目的地のオランダに到着したという。