巨大な水草に乗って、ぷかぷか。夢のようなイベントが開催決定。でも体重制限が“大人泣かせ”だった

「大人も乗れるハイパーオオオニバスあればいいのに」

池に浮かんだオオオニバスの葉に乗って、写真が撮れるーー

そんなイベントがTwitter上で話題になっている。

開催するのは、東京都調布市の都立神代植物公園

8月18日と19日に、両日とも午前と午後に分けて実施する。事前申し込み制で、申し込みが多かった場合は抽選となる。参加費は無料。

ただ、誰でも参加できるわけではない。オオオニバスに乗れるのは体重30キロまでの子どもに限られている。オオオニバスに乗る前には、体重を測定するという。

同公園は7月11日、池の上に浮かぶオオオニバスの葉の上で満面の笑顔を見せる幼い子ども2人の写真とともにイベントについてTwitter上で告知。

池に浮かんだオオオニバスの葉に乗って、写真が撮れる「オオオニバスに乗ろう!」を開催!
※事前申し込み制
※体重30キロまでのお子様が対象
日 程:8月18日(金)、19日(土)
時 間:(各回15人)
1回目 10時30分~12時
2回目 13時30分~15時
申し込みサイト:https://t.co/oETHinciba pic.twitter.com/xsxfO3jKB4

— 神代植物公園 ニュース (@ParksJindai) July 11, 2023

すると、投稿からわずか数時間で1000以上のリツイートと3000件以上の「いいね」が寄せられた。

「小さいときにやっとけばよかった」「子どもになりたい」「めっちゃ楽しそう」などと羨む大人のコメントが相次いだ。中には「30キロまでかぁ…」と呟き、自身が「60キロオーバー」であることを明かした人もいた。

「大人も乗れるハイパーオオオニバスあればいいのに」と諦めきれない胸中を綴る人もいた。

葉の直径は1.5mから2m程にもなるオオオニバスは、スイレン科で最も巨大な植物で、子どもが乗っても沈まないほど浮力が大きい。南米のブラジル、パラグアイ、アルゼンチンに自生するという。

神代植物公園は2022年にも同様のイベントを開催。定員を超えた応募があったとした上で、「生きている植物なので、参加人数を限定しておりますことをご了承ください」と説明した。

大好評をいただきました「オオオニバスに乗ってみよう!」、本日(8月19日)は、定員に達してお断りせざるを得なかった方もたくさんいらっしゃいました。生きている植物なので、参加人数を限定しておりますことをご了承ください。 #オオオニバス #神代植物公園 pic.twitter.com/HXVhKicKj4

— 神代植物公園 ニュース (@ParksJindai) August 19, 2022

同公園以外にも、2023年夏にオオオニバスに乗れるイベントを開く植物園がある。

富山県中央植物園(富山市)は8月4日~6日、オオオニバス属の「パラグアイオニバス」に乗って記念撮影できるイベントを開催する。

池の水面に浮かぶ巨大なオオオニバスの葉に乗った少女(富山市の富山県中央植物園、2011年)
池の水面に浮かぶ巨大なオオオニバスの葉に乗った少女(富山市の富山県中央植物園、2011年)
時事フォト

対象は神代植物公園と同様、体重30キロまでの子ども。

当日に参加を先着制で受け付ける。定員は100人。

〈取材・文=金春喜 @chu_ni_kim / ハフポスト日本版〉

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