7月20日の開幕まで2週間を切ったにも関わらず、FIFA女子ワールドカップの日本でのテレビ中継は、まだ決まっていない。放映権高騰などが背景にある。
テレビで中継されない場合、試合は全く見ることができないのだろうか?
どうやらそういうわけではなさそうだ。
JFA広報によると、このまま日本でのテレビ中継が決定しなかった場合、日本戦については、動画などの配信サービス「FIFA+」で無料でライブ配信されるという。
とはいえ、日本女子サッカーを盛り上げるためには地上波での放送が強く求められている。
7月6日に都内で開催された「なでしこジャパン壮行会ーBE YOUR BEST SELFー」では、代表選手や監督から放送についてのコメントはなかったものの、トークショーに出演した2011年ワールドカップ優勝メンバーで現役プロ選手の岩清水梓選手は、「放送が決まることを願っています」と切実な思いを語った。
また、WEリーグの高田春奈チェアは6月下旬、大会の国内中継を実現するためのクラウドファンディング実施を発表した。ハフポストが進捗について問い合わせたところ、WEリーグはメールで「関係各所との調整をしながら、準備を進めている状況」と説明した。
愛称「なでしこジャパン」として知られる日本女子代表は、女子ワールドカップには9大会連続9回目の出場となり、これまで2011年のドイツ大会で優勝、2015年のカナダ大会では準優勝という結果を残している。
前回の2019年大会ではベスト16で終わり、現在(2023年7月7日)のFIFAランキングは11位だ。
オーストラリアとニュージーランドの共催で7月20日から始まるサッカー女子ワールドカップで、日本女子代表はスペイン、コスタリカ、ザンビアがいるグループC。第1戦はザンビアを相手に7月22日(土)16時(日本時間)からスタートする。
7月14日には、仙台で行われるワールドカップ前最後の強化試合でパナマと対決する。