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90年代に人気を誇った音楽ユニット「ブラックビスケッツ」と「ポケットビスケッツ」が、12月31日放送の『NHK紅白歌合戦』に出場します。
両ユニットは、日本テレビ系のバラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ‼』から誕生。「ブラビ」「ポケビ」の愛称で知られ、楽曲はミリオンセラーを達成するなど社会現象になりました。
特に当時人気だったのが、ブラビのメインボーカル担当「ビビアン」ことビビアン・スーさんです。
台湾出身のビビアンさんは、当時から今に至るまで、どう活躍してきたのでしょうか。写真や当時の映像とともに振り返ります。
ブラックビスケッツとは? 「Timing」が再ブレイク
1996〜2002年に放送された『ウリナリ!!』は、ウッチャンナンチャンの冠番組。お笑い芸人やタレントらが様々な企画に挑戦し、その一つとして、千秋さんがボーカルを担当したポケビが誕生しました。ブラビは、そのポケビを「潰すためのライバルグループ」として生まれました。
ダンスを主体にしたパフォーマンスが人気だったブラビは「アジア進出」をも掲げるようになりました。
中でも最大のヒット曲になったのが、1998年にリリースした『Timing』。スポニチによると、国内で148万枚を売り上げ、ビビアンさんの生まれた台湾でもヒットチャート1位を獲得するほど人気だったといいます。同年の『NHK紅白歌合戦』には、ポケビとともにスペシャルバンドとして初出場しました。
1990年を代表する“懐メロ”である『Timing』ですが、2022年にはTikTokでも大ヒットし再ブレイク。ダンス振り付け動画にチャレンジする若者が続出しました。
ビビアン・スーさん、今何してる?
ブラビを人気ユニットに押し上げたのは、ビビアン・スーさんの存在が大きかったと言えるのではないでしょうか。
ビビアンさんは、1975年3月19日生まれで現在48歳。日本での活動前から、1990年に台湾テレビ局主催のコンテストでグランプリを獲得し、アイドルグループでデビューするなどの実力の持ち主。映画『君を見つけた25時』や『アクシデンタル・スパイ』などでは、トニー・レオンさんやジャッキー・チェンさんとも共演しています。
ブラビの活動休止以降も、ビビアンさんは歌手活動をはじめ、タレント、俳優として活躍を続けてきました。所属レコード会社によると、現在は台湾、中国を拠点に活動をしており、2010年にはテレビアニメ『くるねこ』のテーマソングをきっかけに日本で本格的に再始動しています。
プライベートでは3人の母であり、また2016年には、台北にある世新大学の大学院で経営学の修士課程MBAを取得し話題になりました。
近年では、2020年に長澤まさみさん主演の人気シリーズ『コンフィデンスマンJP』の劇場版の第2弾「プリンセス編」に出演。ビビアンさんが日本映画に出演するのは20年ぶりのことでした。
ブラビは2002年の『ウリナリ!!』最終回で特別復活を果たして以降活動休止状態が続いていましたが、2022年12月に音楽番組で20年ぶりに復活しました。
今回の紅白出場では、ブラビとポケビが2組揃ってテレビに出演するのは21年ぶり、紅白には25年ぶりの出場となります。
ビビアンさんは、紅白出場の発表時、インスタグラムで「なんと25年も経ちました!1998年の紅白に出た私たちまだ覚えてますか?」などと当時を振り返り、「紅白のステージで会いましょう‼️」と呼びかけました。
ユーザーからは「嬉しい!ブラビ最高!」「また紅白のステージでブラビとポケビが見れるなんて、夢みたい」など期待の声が多く寄せられています。
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