「周りと比べてしまうこともある」柳原可奈子さん、子育ての話を避けていた頃の思いを明かす

脳性まひのある長女を育てるなかでの母親としての悩みや、素直な気持ちをつづった
柳原可奈子さん(2013年)
柳原可奈子さん(2013年)
時事通信

柳原可奈子さんが7月3日に自身のインスタグラムを更新し、TBSの番組「プチブランチ」で、子育ての悩みや解決法をテーマにしたコーナーに出演することを報告。番組収録をきっかけに変化した、「子育て」の話を人と共有することへの考えや、脳性まひのある長女との向き合い方について綴った。

「“バレないように”が頭にあった」

柳原さんは投稿で、「ママのお悩み」は「本当に十人十色」とした上で、母親としての自身の悩みを共有。4月にインスタグラムを始めるまで、「子育ての話」を避けていたことを明かした。

「“うちの子はまだできないからわからない”と勝手に心の中で拗ねちゃったり 自分が話す時はどうしても(脳性まひであることが)“バレないように”が頭にあって普通の話ができなかった」と投稿。

一方で、今回の出演を機に「ふらっと飛び込んでみたら 心動くことばかりだった」と振り返った。

「鈴木亜美さんのあたたかいママとしての想い(が)とても素敵だったし、それに答えるてぃ先生のアンサーはどれも“ママはあなたを愛してる!”が一番で それをどのように伝えるかを教えてくれてるんだ!と気付かされたよ」と、共演者から学んだことも伝えた。

さらに、柳原さんは長女との向き合い方について、「ゆっくりな部分がある、それが個性」「頭ではわかっていても周りと比べてしまったりすることもある」と自身の正直な気持ちをシェア。

それでも、「子育ての話題の輪の中で自然に微笑むというチャレンジができたこと まずは大きな一歩だよ」として、自身の成長も感じているようだ。

投稿では「ここにいる応援団のみんなのおかげです」などとフォロワーへの感謝を伝え、「親として、唇尖らせているより素直な人でありたい」との意気込みを語った。

「勇気をもらいました」反響続々

「友達はみんな健康な子ばかりで相談できる相手がいませんでした。インスタをみて同じなんだ!って凄い勇気をもらいました」

「うちも出来ないから分からない、って最初は拗ねてました。でも子どもなりに考えてるし、ママのこと見てくれてるんですよね」

今回の投稿には、柳原さんと似た状況で悩んでいる子育て中の人たちなどから共感のコメントが相次いでいる。

中には、「うまくいかなくて悩んでイライラしたり、みんなそうです。子育ては、自分育て、一緒に進んでいけばいいと思います」といった声もあった。

柳原さんは過去の投稿でも、長女にまつわる話を自然にしたかったと語っており、インスタグラム上で心境を共有することで、その願いが叶ったことの喜びを伝えていた。

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