人気のサッカークラブ運営シミュレーションゲーム『Football Manager』に近く、初めて女子サッカーチームが登場する。
『Football Manager』シリーズは、セガの開発子会社の英Sport Interactive社が展開するシミュレーションゲーム。選手の獲得からトレニーング、戦術など、サッカークラブの運営を楽しめる。
約20年前に初めて発売され、改良を続けてきたこのシリーズには、これまで男子のクラブしか登場してこなかった。
しかし2024年後半にも発売されるFootball Manager2025で、ついに女子クラブが登場する、と公式サイトで発表された。
『Football Manager』が女子サッカークラブ経営の実装のプロジェクトに着手すると発表したのは2021年。Sport Interactive社のスタジオディレクター、マイルズ・ジェイコブソン氏は当時、その背景について以下のように述べていた。
「女子サッカーには飛躍を阻む『ガラスの天井』がありますが、それを打ち破るために私たちにできることをしたいと考えています。私たちはすべての平等を信じており、一つの解決策を示したいのです。私たちの取り組みが、女子サッカーが男子サッカーと対等な立場を獲得するための一助になればと思っています」
6月28日に『Football Manager』公式サイトに掲載されたジェイコブソン氏によるブログによると、発表以降多くの進展があったといい、女子クラブの登場は2024年秋の発表が計画されているFootball Manager 2025になるという。
女子サッカーの人気は近年、欧米を中心に急速に高まっている。一方、日本では2021年に初の日本女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が発足したものの、初年度の1試合の平均観客数は、開幕当初の目標5000人を大幅に下回る1560人だった。
7月20日からはFIFA女子ワールドカップがオーストラリアとニュージーランドで開幕するが、日本国内でのテレビ中継放送局がまだ決まっていないと報じられている。