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北大西洋に沈む豪華客席タイタニック号の探索ツアー中に、水圧で押しつぶされたとみられる潜水艦「タイタン」の残骸が6月28日、カナダの港に引き揚げられた。
BBCによると、事故後の姿をメディアがとらえるのは初めてという。
残骸の中から遺体とみられるものが見つかったと、CNNが伝えている。
タイタンは18日、北大西洋の水深約3800メートルの海底に沈むタイタニック号を見るためのツアーで潜航していたところ、消息が途絶えた。
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BBCは米国沿岸警備隊の話として、タイタニック号からおよそ500メートル離れた海底で22日、タイタンの船体の一部とみられる破片が発見されたと伝えている。乗っていた5人全員が死亡したとみられる。
タイタンの残骸が引き揚げられたのは、カナダ・ニューファンドランド州のセントジョンズ港。
ロイター通信が配信した写真には、タイタンの残骸がホライゾン北極船に返還される様子が捉えられている。
白い破片がクレーンに吊されたり、ブルーシートをかけられているのが確認できる。
ロイター通信によると、引き揚げられた中にはガラス部分が外れた潜水艇の舷窓、チタン製リング、着陸フレームなどが含まれていたという。
引き揚げられたタイタンの様子を写真で伝える。
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