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自分が好きなアイドルや俳優・キャラクターなどを応援する活動、通称「推し活」が幅広い世代に浸透するようになって久しい。特に、18歳から29歳までのいわゆるZ世代の若者たちはトレンドや流行にも敏感であることから「推し活」にも力を入れている。
東京のラジオ局の文化放送は「推し活の消費金額」に関するウェブアンケートを実施。全国のZ世代の文化放送リスナー669人を対象に行った調査の結果から、若者たちの「推し活」の実態が見えてきた。
「推し活」に1ヶ月にいくら使う?その使用用途は?
「推し活」にかける毎月の消費金額を尋ねたところ、5,000円〜10,000円未満、10,000円〜30,000円未満が同率で1位であった。アンケートに回答したZ世代の半数以上が「推し活」に、月に5,000円~30,000円お金をかけていることが分かった。
「推し活」にかける毎月の消費金額のうち、一番多く消費しているものを尋ねたところ、CDなどを含む「グッズ代」が最も多く、次いでイベント参加費などを含む「チケット代」と続いた。「グッズ代」が全体の半数以上を占め、推しへの応援の気持ちをグッズを買うことで示していることが伺える。
人気の推しのジャンル1位は?推し活費用のどう捻出している?
同様の「推し活の消費金額」に関する調査は、1月にIT大手エイチームのグループ会社エイチームフィナジーが運営する「ナビナビ保険」でも実施。
この調査では、Z世代に限らず15歳以上75歳未満の男女に聞いたところ、人気の推しのジャンルの1位は「アニメ・漫画」で41.2%。2位は「アーティスト」で36.5%、3位は「アイドル」で35.8%だった。
推し活の費用を「節約する方法」を聞いたところ、約4割の人が「月に使っていい金額の上限を設定している」と回答。具体的な方法として、遠征の際の宿泊費や交通費を抑える(25.7%)、極力おうちでできる推し活をしている(19%)、グッズをできる限り自主制作する(15.1%)という結果だった。
一方、「特に工夫していることはない」と回答した人は約3割だった。また、推し活の費用を捻出するため、食費や交通費・水道光熱費などの生活費を節約している人もいたが、約4割の人は「節約しているものはない」と回答していた。