家にあるぬいぐるみ、ちゃんと洗えていますか?
「洗わなきゃいけないのは分かっているけど自分で洗ったら型崩れしちゃいそうで怖い…」と洗えずにいる人も多いと思います。大事なぬいぐるみこそ正しい方法で綺麗にしたいですよね。
そんな人にはライオンと東急ハンズが公開した「ぬいぐるみの正しい洗い方」に沿って洗濯するのがオススメです。これを機に、お家のぬいぐるみを綺麗にしてみませんか?
ライオン流「ぬいぐるみの正しい洗い方」
ライオンが公式サイトで公開している「ぬいぐるみの洗い方」は以下の通りです。ポイントは、「タオルに包んで脱水」と、「ネットに入れたまま干す」ことです。
<洗濯機を使用する場合>
▼洗い方
1. ぬいぐるみのタグの洗濯絵表示を確認する。「洗濯おけ」「手洗い」の表示があるものは自宅で洗濯可能。
2. リボンなどの外せるパーツは外し、ぬいぐるみ本体だけの状態にする。
3. 「手洗い」のマークがついているぬいぐるみであれば、洗濯コースは「おしゃれ着コース」「手洗いコース」「ドライコース」を選択する。
4. 型崩れなど洗濯によるダメージを防ぐため、ぬいぐるみの大きさにあった洗濯ネットに入れて洗濯する。
5. ぬいぐるみをタオルに包んでから脱水する。脱水時間は30秒ほどの「短時間」設定を選択する。
<手洗いの場合>
▼洗い方
1. ぬいぐるみのタグの洗濯絵表示を確認する。「洗濯おけ」「手洗い」の表示があるものは自宅で洗濯可能。
2. リボンなどの外せるパーツは外し、ぬいぐるみ本体だけの状態にする。
3. 水4Lに対して洗剤10mlを目安に、洗濯おけの中に洗濯液を作る。毛並みのふんわり感を維持するため、おしゃれ着用洗剤がおすすめ。
4. ぬいぐるみを傷めないように洗濯液の中でやさしく押し洗いする。汚れがひどい部分はスポンジやブラシなどの道具を使用して、たたき洗いする。
5. 洗濯液を綺麗な水に取り替えて、さらに押し洗いを2回してすすぐ。
6. ぬいぐるみをタオルに包んでから脱水する。洗濯機を使用する場合、脱水時間は30秒ほどの「短時間」設定を選択する。
▼干し方
1. 型崩れを防ぐため、脱水が終了したらすぐに取り出して、手で形を整える。
2. 洋服ブラシなどでぬいぐるみの毛並みを整えてから、洗濯ネットに再び入れて、風通しの良い場所で干す。ぬいぐるみの詰め物や手足の長いものは乾きにくいので、十分に乾燥させる。
東急ハンズ流「ぬいぐるみの正しい洗い方」
東急ハンズは、ぬいぐるみの正しい洗い方として次の方法を紹介しています。
<洗う前に事前チェック>
・ぬいぐるみが洗濯可能なのかチェックする。革やリアルファーなどの素材や、詰め物にスポンジ状のポリウレタンが使用されている場合は傷んでしまう可能性が高いので、注意が必要。
・色落ちしないか確認する。水で濡らした白い布でぬいぐるみを擦って、布に色移りしてしまう場合は色落ちする可能性が高い。この場合は自宅での洗濯はせず、クリーニングに出すことが望ましい。
・水や圧力に弱いため、接着剤が細かいパーツに使われていないかチェックする。
<洗濯機を使用する場合>
1. ぬいぐるみを軽くブラッシングしてホコリを取り除いた後、洗濯ネットに入れる。
2. 優しく洗える「ドライコース」を選んで、洗濯開始する。すすぎまで完了したら、洗濯機を一旦止める。
3. 生地がいたまないよう、脱水する前にぬいぐるみをタオルと洗濯ネットで包む。
4. 再度洗濯機に入れ、脱水をする。一度に脱水をするのは避け、10秒ごとに様子を見ながら脱水する。
<手洗いの場合>
1. 洗濯おけに洗剤とぬるま湯を入れ、混ぜる。
2. 優しく5分程押し洗いをする。
3. 水分を搾り、洗剤が残らないよう綺麗なお湯で3回以上すすぐ。
4. 柔軟剤を溶かしたぬるま湯にぬいぐるみを20〜30分ほど浸ける。柔軟剤入りのお湯に浸しておくことで、ふわふわした仕上がりになる。
5. 水気を切ったぬいぐるみをタオルと洗濯ネットで包み、洗濯機の脱水モードで10秒ほど脱水する。
洗剤は目的に合わせて選ぶ。赤ちゃんや小さな子どもが使うぬいぐるみは、口に入れる可能性があるため、食器用の中性洗剤を使う。ぬいぐるみのふわふわ感を重視する場合は、おしゃれ着用の中性洗剤にする。
<拭き洗いの場合>
水洗いができない素材のぬいぐるみは、拭き洗いするのがオススメです。
1. ぬいぐるみを叩いてホコリを浮かせた後、ブラシを使って表面の付着物を落とす。
2. 洗剤と水を混ぜ、洗浄液を作る。おしゃれ着用の中性洗剤を使用する場合は、洗剤の量は服を手洗いする時の半分ほどにする。
3. 洗浄液に浸したタオルでぬいぐるみを軽く拭いてから、水で洗って絞った別のタオルで洗剤を拭き取る。
<ぬいぐるみの干し方>
ぬいぐるみをふわふわに仕上げるためには、洗い方だけではなく干し方も重要なポイントです。
1. 脱水した後、ブラッシングをする。乾いた時にふわふわになるように、毛の流れとは逆方向にブラシをかける。
2. 洗濯ネットに入れて、ネットを洗濯バサミなどでハンモックのように止めて干す。ネットに入れることで、型崩れを防ぐことができる。
3.直射日光に当てて乾かすと変色の原因になる恐れがある。そのため、必ず直射日光を避けて、風通しの良い場所で陰干しする。
「面倒だな...」と思い、後回しにしがちなぬいぐるみの洗濯。正しい方法で、「ふわふわ」を維持しながら綺麗にしてみませんか?