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退職代行サービス「モームリ」を運営するアルバトロスが6月13日、退職代行に関する調査データを公開。「モームリ」を利用したことがある1637人の声で浮き彫りになった、退職代行のリアルとは?
調査によると、退職代行を利用する理由として「上司から退職を止められている」「ハラスメントを受けている」という回答がそれぞれ3割以上に上ることが分かりました。
「自分では退職できない、相談できない状況」に置かれている人が、退職代行を利用せざるを得ないケースが多いようです。
職種別に退職代行サービスの利用者数を見ると、正社員では製造業、飲食・サービス、事務関連がトップに。アルバイトでは飲食・サービス業が群を抜いて多かったことが分かります。
調査ではこの結果について、「勤務時間帯が安定していなく、長時間労働が発生しやすい職種」だと分析しています。
また、退職代行の依頼が集中していた時間帯は「18時~21時」、次いで「21~0時」でした。
仕事中に何かあって、次の日から勤務できないような人からの相談が多いようです。アルバトロスは「企業側も特に退勤前や退勤後に注視してフォローしていく必要がある」と提言しています。
調査では、複数回退職代行を利用された企業についても調査され、トップ5にランクインしたのは上から大手コンビニチェーン、大手小売企業、大手ファストチェーン、大手医療関連企業、同率5位で自動車メーカー、製造メーカー、運送会社、派遣会社、飲食チェーンとなりました。
第1位の大手コンビニチェーンを退職代行で辞めた理由は、「家庭の事情」「精神的理由」「自分に向いていない」「ダブルワークで大変」「パワハラ」「体調不良」などでした。企業側に全ての問題があるわけではなく、自己都合による退職の場合も多いことがわかります。
調査を行ったアルバトロスは、「退職代行サービスの利用は、自分の意思だけではなく、労働環境などの外的要因が大きく影響しており、勤務が困難になった方々の最後の砦であると言えます」とコメント。
今回の調査を活かして、企業が社内の労働環境や労務関係を見直すきっかけになることを期待しているといいます。
【この記事は、ハフポスト日本版編集部とAIが共同で制作しました】