ほぼ日の糸井重里社長、保有株式の一部を「乗組員」に無償譲渡。契約社員やアルバイトにも。込めた思いとは?

株式贈与は、ほぼ日刊イトイ新聞の創刊25周年を記念し、8月に実施される予定です。
ほぼ日の糸井重里社長(2015年4月撮影)
ほぼ日の糸井重里社長(2015年4月撮影)
時事通信社

ウェブメディア「ほぼ日刊イトイ新聞」などを運営するほぼ日は、創業者の糸井重里社長が保有する同社の株式の一部を、社員ら約190人に100株ずつ無償譲渡すると発表した

株式贈与は、ほぼ日刊イトイ新聞の創刊25周年を記念し、8月に実施される予定。

対象は役員や正社員のほか、契約社員やアルバイト、業務受託者、派遣社員らを含む。

ほぼ日の6月9日の終値から計算すると、約1万9000株の総額は約6900万円で、1人あたりの贈与額は約36万円になる。

糸井重里社長の思いとは? 

ほぼ日は、働くメンバーのことを同じ船に乗っている仲間という意味で「乗組員」と呼んでいる。

糸井社長は乗組員への株式贈与について、自身の思いを以下のように述べた。

創刊 25 周年の記念品としてなにがいいか考えて決めました。鉢植えの苗木(株)を、いっしょに仕事をしているすべての仲間に持っていてほしかった。これからも、いっしょにこの果樹園(ほぼ日)を育てていきましょう

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