2023年の上半期も終盤、トレンドに敏感な13~26歳のいわゆる「Z世代」の若者の間では何が流行したのでしょうか。
Z総研は5月8日から14日にかけていわゆる「Z世代」の若者950人にインターネット調査を実施。その結果を『Z総研2023年上半期トレンドランキング』として6月5日に発表しました。Z総研による分析とともにご紹介します。
若者に流行った言葉、1位は?
第10位「ちょえ」4.6%
第9位「えぐい/えぐいてぇ」5.9%
第8位「スシローを救いたい」8.8%
第7位「お前今日何したんだよ」12.1%
第6位「~ニキ・~ネキ」17.3%
第5位「ちゅき」19.1%
第4位「トヨナガタクト」26.3%
第3位「うちゅくしぃ/うちゅくちぃ」27.4%
第3位は、SNSでよく耳にするようになった「うちゅくしぃ/うちゅくちぃ」。「ゆずみつくんのイメージ」と、トレンドを後押しした人気TikTokerの名前を上げる声も。コーデ紹介をするSNS動画の中で多用されているようです。
第2位「かわちぃ」48.4%
「可愛い」をさらにかわいらしくした形の「かわちぃ」は、「ほんとに愛くるしくてたまらないものを見た時に言っちゃう笑」とのこと。「友達と普段から使って笑ってます」など、使う場面を選ばないことが人気のポイントかもしれません。
第1位「蛙化現象」54.0%
半数以上の票を集めて1位となった言葉は「蛙化現象」。「誰かに片思いをしている状況で、相手も自分に好意をもっていることが発覚した時にその相手に対して生理的な嫌悪感を感じること」を指す言葉などとされていて、この急な感情変化に名前が付きトレンド化したためか、「彼氏が最近できたのですごく気にしてます」との声や、「急に蛙化現象起きるからか自分もびっくりする」など実体験を語るコメントが寄せられました。
若者に流行った食べ物の第1位、「10円パン」とは?
10位「氷グミ」6.0%
9位「喫茶マック」10.2%
8位「カヌレ」10.6%
7位「焼肉きんぐ『韓国ポチャ』」11.4%
6位「ひとくちチュロス」11.6%
5位「スヌーピーフラペチーノ(スヌーピー バニラ クリーム フラペチーノ with クラッシュクッキー)」12.7%
4位「メロンフラペチーノ(The メロン of メロンフラペチーノ)」13.9%
3位「2Dケーキ」14.5%
3位にランクインしたのは、ケーキやフルーツの境目を濃い色のクリームやチョコレートなどで縁取り、平面的に見えることで人気のスイーツ「2Dケーキ」。「カフェの店内もかわいい!」「作りたくなります」など、「映え」に敏感な若者から支持を集めているようです。
2位「サンリオチョコ」19.2%
2位に浮上したのは、どこか昔懐かしい雰囲気もある「サンリオチョコ」。サンリオの人気キャラクターがかたどられた5種類の棒付きチョコレートで、思わず「可愛くて全種類買いました」という声も。中には、「ケーキをつくるときに刺す」と、ケーキのトッピングとして使う斬新な楽しみ方もあるのだとか。
1位「10円パン」61.2%
圧倒的な数字で1位となったのは「10円パン」。10円で買えるのではなく、その名の通り10円玉の形をしたスイーツで、甘いカステラ生地の中にチーズがたっぷりと入っているのが特徴。元々、韓国で「10ウォンパン」が人気となっていたが、それが日本にやってきたのだそう。伸びの良いチーズと見た目のインパクトが相まって、「インスタでもTikTokでもバズってました」とZ世代のSNSに頻繁に登場したようです。