大手芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」に所属する東山紀之さんが5月21日、自身がメインキャスターを務めるテレビ朝日系のニュース情報番組「サンデーLIVE!!」で、事務所の創業者ジャニー喜多川氏による性加害問題について謝罪した。
番組では、事務所の藤島ジュリー景子社長の謝罪動画や、被害を告発した元ジャニーズJr.の2人が国会で野党からヒアリングを受けたニュースを紹介。
VTRの後、東山さんは「(事務所の公式見解について)私自身の考えをお話しさせていただきます」と切り出した。
「今回の喜多川氏に対する元ジュニアたちの勇気ある告白は、真摯に受けとめなければなりません」と強調。「実際に被害を訴えられていることは本当に切実で、残念でなりません。未成年に与えた心の傷、人生の影響は計り知れません」と重く捉えた。
事務所が示した再発防止策について、こうコメントした。
「我々もどのような未来を迎えるべきなのか。現在在籍しているタレントはどうするべきなのか、告発された皆さんにどう対処すべきなのか、そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともに全てを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなければならないと思っています」
続けて「心を痛めた全ての方々、本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げ、「今後は、今いるみなとともに、安心して応援していただけるよう、一丸となって全力を尽くしてまいります」と語った。
東山さんは自身のコメント後、番組に出演していた野村修也弁護士に見解を尋ねた。
野村弁護士は、ジャニーズ事務所から独立した機関による調査や相談窓口、再発防止策の実施や提示などが必要だと答えた。これに対して東山さんは「しっかりと道標を作って、これを第一歩としていきます」と受け取った。
東山さんのコメント全文は次のとおり。
ここで少しお時間をいただきます、先週事務所より、喜多川氏に関する公式見解が出されましたので、私自身の考えをお話しさせていただきます。
この件に関しましては、最年長である私が口を開くべきだと思い、後輩たちには極力待ってもらいました。彼らの心遣いに感謝します。
今回の喜多川氏に対する元ジュニアたちの勇気ある告白は、真摯に受けとめなければなりません。実際に被害を訴えられていることは本当に切実で残念でなりません。未成年に与えた心の傷、人生の影響は計り知れません。
今回、事務所から再発防止策が出されましたが、我々もどのような未来を迎えるべきなのか。現在在籍しているタレントはどうするべきなのか、告発された皆さんにどう対処すべきなのか、そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのかを含め、外部の方とともに全てを新しくし、透明性を持ってこの問題に取り組んでいかなければならないいと思っています。
心を痛めた全ての方々、本当に申し訳ありませんでした。今後は、今いるみなとともに、安心して応援していただけるよう、一丸となって全力を尽くしてまいります。
日曜にこのような話をしてしまい、重ね重ねお詫びを申し上げます。