深刻化する子どものメンタルヘルス。セサミストリートの新たな動画が役に立つ

「深刻化するメンタルヘルスの危機的状況を受け、幼い子どもたちと家族の心のウェルビーイングを支援します」
セサミストリートのキャラクターたち
セサミストリートのキャラクターたち
Rommel Demano via Getty Images

アメリカ発の子ども向け人気教育番組「セサミストリート」が、子どものメンタルヘルスを支援する動画を公開した。

5月はアメリカで「メンタルヘルス啓発月間」となっており、「セサミストリート」などの教育コンテンツを制作している非営利団体「セサミワークショップ」はすでに複数の動画やウェブコンテンツを公開し、今後はポッドキャストなども展開する予定だ。

動画では歌やショートストーリーを通じて、親など信頼する大人との関係や、自分の感情を認識し話し合うことの重要性を描いている。

現時点で日本語版サイトでは公開されていないが、Sesame Street in CommunitiesのYouTubeチャンネルでは、自動翻訳で日本語を選択し、日本語字幕で見ることができる。

セサミワークショップはTwitterで、「深刻化するメンタルヘルスの危機的状況を受け、幼い子どもたちと家族の心のウェルビーイングを支援します」と投稿している。

同団体のプレジデントであるシェリー・ウェスティン氏は声明で、「みんなに愛されるキャラクターと実績あるリソースの力で、子どもの心の健康を育むことの重要性に対する認識を高め、子どものメンタルヘルスに関してサポートを求めることへの偏見を軽減していきたい」と述べた。

CDC(アメリカ疾病対策センター)によると、アメリカの子どもの約5人に1人はメンタルヘルスの問題を抱えているというが、そのうち約2割しか専門家によるケアを受けていないという。

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