大谷翔平選手も被ったエンゼルスの兜、ホームランが出たのに被られず...珍しくパフォーマンスがなかった理由

お馴染みの光景が見られず、所定の位置に置かれたまま...いったいなぜ?
試合でホームランを放ち兜を被る大谷翔平選手
試合でホームランを放ち兜を被る大谷翔平選手
Daniel Shirey via MLB Photos via Getty Images

大谷翔平にマイク・トラウト...今シーズン、エンゼルスの打者がホームランを打つとベンチで行われるのが「兜」を被るパフォーマンスだ。

大谷選手が考案しチームに持ち込んだとされるこの行為、ファンにもお馴染みの光景だ。ところが、ホームランが飛び出しても兜が登場しないシーンがあった。いったい、何が起きたのか。

あれ...?兜、被らないの?珍しい光景

極めて珍しいそのシーンは、日本時間の5月7日に行われたエンゼルスvsレンジャーズの試合の9回裏で見られた。

この日、エンゼルスは9回に7点を奪われ、10-0とレンジャーズに大量リードを奪われる。得点差の大きさや中継ぎの投手を温存させたいチームの意向から9回には外野手登録の選手が投手としてマウンドに上がっていたほどだ。

エンゼルスは9回裏、ドゥルーリー選手がソロホームランを放ち、1点を返す。ホームインし、ベンチで兜を被るパフォーマンスが見られるかと思いきや、ドゥルーリー選手に兜を渡す選手は現れず。本人が断ったようで、パフォーマンスはおあずけとなった。

試合としても相手に10点を奪われる一方的な展開。流石に祝福ムードとはいかなかったのだろう。実況アナウンサーも「兜を被りません」と言及するほど珍しい光景だった。

この日は試合後に花火も打ち上げられたが、試合の内容はロサンゼルスのファンを満足させるものではなかった。大谷翔平選手もこの日は無安打だった。

エンゼルスは5月7日の時点で、アメリカンリーグ西地区で2位につけている。今年こそポストシーズンへ。切り替えて日本時間9日からはアストロズとの戦いに臨む。

「勝って兜の緒を締めよ」という言葉があるが、ファンは大谷選手が兜を被る光景を望んでいる。

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