ゴキブリ対策はゴールデンウィーク中がカギ。段ボールに幼虫がいるかも…繁殖抑える方法はこれだ

「ゴキブリは数ミリの隙間でも通ることができるので…」
ウェザーニュース
そろそろゴキブリが心配になる時期です。ウェザーニュースで「今年、家でゴキブリを見ましたか?」というアンケートを実施したところ、西日本を中心にすでに目撃情報が増えているようです。
「1回見た」「複数回見た」の回答は、沖縄(30%)、四国(26%)、中国(18%)と、気温が高い西日本に多く、今年も夏に向けて、徐々にゴキブリの活動が活発になっていきそうです。
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虫ケア用品最大手のアース製薬は「この大型連休はお家の中のゴキブリ対策のチャンス」とおすすめしています。夏の最盛期を迎える前のこの時期にオススメのゴキブリ対策を教えていただきましょう。

ゴキブリ対策は見かける前に

大型連休に、なぜゴキブリ対策なのでしょうか。

「4月~5月にかけてのこの時期に駆除することで、夏の最盛期の遭遇を少しでも減らすことができるのです。家庭によく出没するのはクロゴキブリですが、普段は狭い隙間に潜んでいて気づきにくいのです。

しかし、クロゴキブリは春になると活動を始め、夏に活動が活発になります(図参照)。クロゴキブリは成虫になると6~7ヵ月生き、15回~20回卵鞘(らんしょう)として産卵します。そのため今潜んでいるゴキブリを放置していると、どんどん繁殖してしまいます」

この時期にすでに潜んでいるゴキブリがいるのです。

「いったん家中のゴキブリをまとめて駆除し、その後、ゴキブリを寄せ付けない環境に整えます。駆除には隙間の奥まで薬剤の届く、くん煙剤などがオススメです」

事前準備や後始末などの面でも、まとまった時間を取りやすい連休中が適しているといいます。

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連休中に行いたい徹底対策

こまめに掃除をし、風通しを良くするなど清潔な状態を保つのはゴキブリ対策の基本です。さらに、ゴキブリを駆除する方法を教えていただきましょう。

「駆除に使うのは、くん煙剤やくん蒸剤、ワンプッシュタイプの駆除剤です。薬剤が部屋の隅々まで行き渡り、しっかり駆除できます。

ポイントは全部屋同時に使用すること。ゴキブリは数ミリの隙間でも通ることができるので、1部屋ずつでは閉め切っているつもりでも他の部屋に逃げてしまう可能性があります。

ペットや観葉植物、食品など、薬剤がかからないよう準備をしなければならないものもあるので、事前に説明書をしっかり読んでお使いください」

駆除が済んだら、ゴキブリを寄せつけない家に整えます。

「クロゴキブリの身体は厚みがなく、少しの隙間があれば入ることができます。そのため家の外からの侵入を防ぐため、侵入経路についても対策しておくとより効果的です。

侵入経路となりやすい換気口、網戸やドアの隙間、排水口、ベランダや廊下の排水パイプの周囲には毒エサ剤を設置します。待ち伏せ効果や忌避効果のあるスプレー剤もおすすめです。

ゴキブリは、暖かく湿気が多くて日の当たらない狭い場所やエサのある場所を好みます。そのため、家にも侵入してくるのです。家の中は清潔にして、風通しをよくしてください。また、宅配等の段ボールには卵や幼虫が潜んでいることがあります。保管しているものがあれば始末します」

ゴキブリ知らずの家をキープするには、1年を通しての対策も必要だといいます。

「定期的に駆除を行うことで、繁殖を抑えることが期待できます。大型連休中に加え、夏休み、年末の大掃除など利用して実施するのがおススメです。

そのほか、普段からこまめに換気して、部屋がじめじめしないようにし、エサとなるような食べ残しや生ゴミは密封します。流しの水分はその日の最後に拭き取っておくようにしましょう」

この時季にしっかり先制しておくことから1年のゴキブリ対策ははじまります。活動が活発化する前に、安心して過ごせるような環境を整えましょう。

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