今夜は満月「フラワームーン」。 満月が見えるところは?

5月6日に日付が変わって未明に満月の瞬間を迎えます
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今夜昇ってくるお月さまは、日付が変わって未明に満月の瞬間を迎えます。5月の満月はアメリカの農事暦で「フラワームーン」とも呼ばれます。

また、日付が変わったあと未明〜明け方には、月が少しだけ暗く見える「半影月食(はんえいげっしょく)」が起こります。月の明るさの変化にも注目です。
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「半影月食」とは?

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日付が変わって5月6日(土)の未明から明け方、月が少しだけ暗く見える「半影月食」が起こります。日本全国から同じタイミングで観測することが可能です。

半影月食とは、太陽—地球—月がほぼ一直線にならぶものの、月が地球の影に完全には入らない状態のことです。月面から見ると部分日食が起こっている状態といえます。

半影月食の最大となる2時20分すぎには、月の一部が完全な地球の影「本影」にかなり近づくため、部分的に明るさが異なって見えるかもしれません。

参考 半影月食状態の月
参考 半影月食状態の月
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なお今年の10月29日(日)明け方には「部分月食」が起こります。

西から天気は下り坂

今夜は低気圧が日本海を東進し、そこから伸びる前線が北日本や西日本にかかるため、雨の降りだすところが多くなります。明日の朝に近づくにつれて、だんだんと天気は悪くなります。

前線が接近前の東日本でも徐々に湿った空気の影響が拡大してくるため、次第に雲が増えてきそうです。関東などでは雲が多くても、太平洋側を中心に明るい月は見えるところが多そうです。
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5月の満月、英語で”Flower Moon”

農事暦における満月の呼び方
農事暦における満月の呼び方
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アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer’s Almanac)によると、5月の満月の代表的な呼び方に「フラワームーン(Flower Moon/花月)」という名前があるそうです。

満月とは

太陽、月、地球の位置関係
太陽、月、地球の位置関係
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 満月の瞬間がいつになるのかは、太陽・地球・月の位置関係によって計算ができます。

地球から見て、太陽の方向と月の方向の差(黄経差)が0度の瞬間が朔(新月)、90度の瞬間が上弦(半月)、180度の瞬間が望(満月)、270度の瞬間が下弦(半月)と定義されていて、およそ1か月弱で1周します。

つまり満月は、地球から見て太陽と月がほぼ正反対の方向にならぶ瞬間(太陽、地球、月の順に、ほぼ一直線にならぶ瞬間)を指します。

この位置関係の変化によって、地球から見ると月に太陽光が当たっている部分が変わるため、三日月や上弦、満月、下弦など、満ち欠けが移り変わっていくことになります。
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写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿) 大阪府池田市

参考資料など

The Old Farmers’ Almanac
国立天文台「ほしぞら情報」
国立天文台「暦計算室」

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