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小学校の校長先生にも危険な勤務にあたることを想定した特別手当が必要かもしれない。
アメリカ・ウェストバージニア州の小学校で5月1日朝、校長先生が思わぬところで巨大クマと遭遇し、命からがら逃げ出した。
通信社のUPIによると、クマに遭遇したのはゼラ小学校のジェームズ・マーシュ校長。同校があるニコラス郡教育委員会が「校長先生に危険手当が必要ないって言ったのはだれ?」というコメントとともに、クマと遭遇しお互いにびっくりして逆方向に走って逃げる様子を捉えた動画を公式Facebookアカウントに投稿した。
動画の時刻表示によると、“事件”が起きたのは午前7時15分。マーシュ校長がゴミ収集箱の蓋を留めていた掛け金を外そうとするところから始まる。掛け金を半分ほどまで外したところで、蓋が内側からゴトゴトと押し開けられ、黒い物が鼻先をのぞかせた。校長先生がすぐ左後方に異変を感じて振り返ったところで、両前足をゴミ収集箱の上部にひっかけて顔を出したクマと目が合ったように見える。
そこから1人と1頭の逃げ足は速かった。クマより先に駆け出したのは、驚いた校長先生。猛ダッシュで、あっという間に画面から見えなくなってしまった。クマも負けないほど驚いたようで、巨体ながら俊敏にゴミ収集箱から飛び出して、こちらも猛ダッシュで反対方向に消えていった。
UPIは、「クマはゴミ箱の掛け金をすり抜けて中に入ったものの、蓋が閉まって出られなくなったのだろう」とマーシュ校長が語ったと伝えている。
Facebookの投稿を見た人たちからは、「どちらかというと、クマの方が校長先生を怖がっていたよね。距離感って大事」や「どっちもお互いから遠ざかりたかったみたい」、「心臓発作を起こす寸前だったにちがいない」など見慣れない光景に興奮する声が上がった。