過ごしやすい気候になり、休日に出かける機会も増えてくるこの季節。コロナ禍の制限が緩和され、観光地は混雑している。
そんな中で気をつけたいのが、子連れでのお出かけ。元気に走り回る子どもを連れての外出はただでさえ大変だが、混雑の場では小さな子は見失いやすく、親は注意が必要だ。
万が一見失ってしまった時は、どうしたら良いのかーー。
ある女性が、広い遊び場で3歳の子どもが迷子になった際、過去に動画で見たある方法が役に立ったとTikTokに投稿した。
クリスタさんはこれまで子どもを見失ったことはなかったというが、実際にその状況に陥り、その「方法」を思い出し実践したところ、すぐに子どもが見つかったという。
TikTok動画でクリスタさんは見失った瞬間の状況について語り、その後「他のお母さんが先に見つけてくれたんですが、私が普段の方法で探すよりもずっと早く見つかったんです」と続けた。
では、実際に彼女はどのようにして子どもを探したのだろうか?
それは、親が子どもの名前ではなく、見た目の特徴を叫ぶ「Looking Loudly(大声で見る)」という方法だ。例えば、「小さな男の子、明るい緑のTシャツ、青の短パン、7歳、黒い髪」といった特徴だ。
幼い子どもが自分の名前に反応することに頼るのではなく、他の何十、もしくは何百という人たちに子どもを探すために警戒してもらうのだ。
2人の子を持つクリスタさんは、「子どもの名前を呼び始めたんですが、その後すぐ、1年前くらいに見たTikTok動画を思い出したんです」と述べた。
その動画は、スーパーで子どもを見失ったある母親によるもので、その子の名前を呼ぶ代わりに、その子が着ている服装の特徴を叫んだ、というものだったという。
「だから、私はそれを真似してみたんです。子どもの名前を呼ぶのをやめて、『小さな女の子、ピンクのシャツ、ピンクのミニーのシャツ...』と叫びました。周りの人は、私をちょっとおかしな人だと思ったでしょうね」
すると、周りの親たちもその内容を繰り返して叫び始め、数分後には他の親が見つけてくれ、クリスタさんはすぐに子どもと再会できたという。
クリスタさんは「本当に早く見つかりました」と語った。
投稿のコメント欄には、同様の方法で子どもを見つけた人を知っているといったコメントが複数あり、ある親は「1人の母親として、誰かが子どもの名前を呼んでいてもあまり気にかけないかもしれないですが、特徴を叫んでいたら、それは行動を呼びかけているものだと感じます」と述べた。
子ども向け絵本の著者であり3人の子どもの母親であるジェス・マーティーニさんは、これまでもこの方法についてTikTokで発信してきたが、過去の動画ではそれに加え、混雑した場所に行くときには子どもに明るい色の洋服を着せること、また外出前に子どもの写真を撮っておくことを勧めている。
ハフポストUK版の記事を翻訳・編集・加筆しました。