転職で年収が上がった人は約4割ーー
そんな実態が、マイナビの調査で分かった。
調査は2022年12月、同年に転職した20代~50代の正社員の男女1500名を対象にインターネット上で実施。
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年収が上がった人の割合は、全体で39.4%で、前年から3.9ポイント上昇した。
性別と年齢別にみると、年収が上がった人の割合が最も高かったのは30代の男性で、47.7%だった。次いで、20代の男性(44.9%)、50代の女性(40.7%)、40代の男性(38.6%)、40代の女性(38.1%)の順に高かった。
年収が下がった人の割合は、50代の女性(25.4%)、20代の女性(24.7%)、50代の男性(23.0%)、40代の男性(18.9%)、30代の女性(16.5%)の順に高かった。
職種別では、年収が上がった人の割合が最も高かったのは「クリエイター・エンジニア」(52.0%)だった。続いて、「技能工・建築・土木」(42.8%)、「コンサルタント・専門職」(42.0%)、「営業」(40.5%)、「企画・経営・管理・事務」(38.2%)、「サービス職」(34.4%)の順に高かった。
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転職活動を始めた理由としては「給与が低かった」(12.5%)、入社を決めた理由では「給与が良い」(15.4%)が最も多くの回答を得た。
マイナビの調査担当者は、「2022年の転職者は例年よりも給与を重要視していたことがわかった」と指摘。「物価上昇により現状の給与への不満が高まり、生活に必要な収入の確保を目的に転職をする人が増加していることがうかがえる」とコメントしている。