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花粉症の小中学生のうち、症状がつらくて学校を休んだ経験のある子どもがおよそ8人に1人いることが、子ども向けサイト「ニフティキッズ」の調べで分かった。
2023年2月〜3月、インターネット上でアンケート調査を実施し、1694人の小中学生らから回答を得た。
回答者のうち、花粉症の子どもは79%を占めた。このうち、症状がつらくて通院以外で学校を休んだことがあると答えた小中学生は13%だった。
花粉症になった時期は「小学校入学前」(29%)、「小学校低学年」(19%)、「小学校中学年」(同)、「小学校高学年」(10%)の順に多かった。
花粉症により「1番苦しんでいること」は、「勉強に集中できない」(28%)、「鼻をかみすぎて痛くなる」(22%)、「夜眠れない」(16%)、「日中眠くなってしまう」(7%)の順に多かった。「ダルすぎてやる気が起きない」「コロナと勘違いされてしまう」「学校で鼻をかむのが恥ずかしい」といった意見もあった。
「マスク着用や病院や市販の薬を飲む以外で、花粉症の対策としてやっていること」を尋ねたところ、「何もしていない」が最多の27%を占めた。「なるべく外に出ない」(21%)、「サングラスやメガネをする」(17%)、「室内に入るとき、花粉を払う」(16%)、「洗濯物は部屋干ししてもらう」(同)、「漢方薬を飲む」(9%)が続いた。
調査対象の子ども全員に、花粉症以外のアレルギーがあるかを尋ねたところ、「ない」(45%)が最も多かった。続いて「ハウスダスト」(37%)、「食物アレルギー」(17%)、「猫アレルギー」(13%)、「犬アレルギー」(9%)、「動物のアレルギー」(7%)の順に多かった。
〈取材・文=金春喜 @chu_ni_kim / ハフポスト日本版〉