1つの大学に統合することを目指している東京工業大学と東京医科歯科大学は4月、統合後の学生などへの対応について発表し、統合日以降は両大学の学生全員を新大学の学生とすることや、統合直後は現在の両大学と「同等の入試」を実施すると表明した。
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すでに両大学は、将来的に「1法人1大学」とする方針で合意している。統合後の新大学の名称を「東京科学大学(仮称)」として、文部科学省の大学設置・学校法人審議会へ提出したという。
統合の時期は2024年度の秋を目処としている。「国立大学の統合は法改正を経る必要があるので、あくまでも想定」と説明している。
両大学の学生の身分は「統合日前日までは現大学の学生だが、統合日に全学生が新大学の学生になる」という。
統合日以降に卒業した場合は、新大学を卒業したものとされ、学位記には新大学の名称が記される。ただし、「現大学の名称についても何らかの記載ができる方向で検討している」という。
入試方法については「変更する場合は速やかに周知する」と表明。特に学部の入試では「志願者の準備に大きな影響を及ぼす変更がある場合は、2年程度前に周知する」とした。
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