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「子どもたちを脅迫する人がいるというのは、ただ悲しく残念だ」
NBAシカゴ・ブルズのデマー・デローザン選手が、9歳の娘に対する脅迫についてコメントした。
デローザン選手の娘ダイアーさんは、4月12日に行われたブルズ対トロント・ラプターズとの試合後、オンラインで脅迫されていた。
ESPNによると、デローザン選手は14日、脅迫について「どうかしているが、これが私たちが生きる世界だ」とも述べた。
「どんなに良いことがあっても、世の中には惨めな人たちがいる。正直、悲しいことです」
観戦中の行動が話題に
ダイアーさんが注目されたのは、父親が出場した12日の試合だ。会場で観戦していたダイアーさんは、対戦相手のラプターズの選手がフリースローをするたびに、大きな叫び声をあげた。
声は会場だけではなく、中継でも注目を集め「面白い」「お父さんを助けようとしている」と話題となった。
この試合で、ラプターズは36回のフリースローのうち18回を外すという今シーズン最低の成功率を記録。ダイアーさんはブルズの109-105の勝利の立役者だと言われた。
しかし、NBAは試合後、ネット上でダイアーさんへの脅迫があったことをブルズに通達。ダイアーさんに警護をつけると申し出た。
しかし、デローザン選手は娘は警備員ではなく自分と一緒に帰ったとシカゴ・サンタイムズに伝えた。
さらに「私や家族にとって何よりも大切なのは、娘が自分の人生や時間を楽しむこと」「父親として娘を守る立場にあり、有名人という立場からも、こういった問題をわかっている。子どもたちを脅迫するような人たちがいるのは、ただ悲しくて残念です」と述べた。
デローザン選手は12日の記者会見で、ダイアーさんがどうしても試合に行きたいと懇願したため、学校を1日休むことを許可したものの、今後の観戦については「学校に戻らなければならない」と述べて否定している。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。