【もっと読む】「OK」って何の略か知ってる?
私たちは日常の中で、無意識に多くの略語を使っている。
それは「コンビニ」や「スマホ」など日本語のものから、「VIP」など海外から伝わってきた言葉もある。そしてその中には「OMG(Oh My God)」のように明らかなものもあるが、頻繁に使っているのに何の略かあまり知られていない言葉もある。
例えば、日本でもよく使われる「A.M.」「P.M.」はどうだろうか。何の略語か、あなたはご存知か?
一部では「after midnight(真夜中過ぎ)」と「past midday(真昼過ぎ)」を略したものだと主張する人たちもいるが、正確には正しくない。
実際は、多くの英語単語やフレーズと同様にラテン語から由来しており、「A.M.」は「ante meridiem(真昼の前)」、「P.M.」は「post meridiem(真昼の後)」を略したものだ。
いつから英語でA.M.とP.M.が使われるようになったかについてはあまり情報がないが、12時間制の歴史は古代エジプトやメソポタミアにまで遡る。
ルネサンス期には、12時間制のアナログ文字盤の機械式時計がヨーロッパ中の教会や宮殿に登場していた。
現在、世界では24時間制が主流だが、英語圏の多くは12時間制を使っている。そして後者の場合、正午と真夜中をどう区別するかの議論がある。
アメリカでは、正午を午後12時(P.M.)真夜中を午前12時(A.M.)と呼ぶのが通常だが、11A.M.の1時間後が12P.M.になるのはややこしいという意見や、正午と真夜中は午前でも午後でもない、という主張もある。
混乱を避けるため、多くの人は「深夜12時」「正午12時」という言い方をするが、もはや「深夜」と「正午」と言うだけで十分情報が伝わるため、「12時」は不要に感じられる。
こうした議論を考慮すると、結局は0時から24時までの24時間制の読み方の方が良いのかもしれない...。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。