オリンピック金メダリストはやっぱり格違いだったーー。
オリンピックの陸上女子100メートル金メダリストが息子の運動会で保護者参加の徒競走に出場し、周りを一切寄せ付けない圧巻の走りを披露した。
ガーディアンなどの報道によると、運動会というほのぼのな場を圧倒したのは、ジャマイカのシェリーアン・フレーザープライスさん。2008年の北京オリンピックや2012年のロンドンオリンピックなどで金メダルを獲ったほか、2022年7月にアメリカで開催された世界陸上選手権の女子100メートルでは大会記録で優勝し、「伝説のスプリンター」の異名を持つ。
CNNは3月31日にあった息子の運動会での疾走の様子を捉えた動画でフレーザープライスさんについて伝えている。
動画にはフレーザープライスさんが5人の保護者と短距離走に挑む様子が映っている。ヨーイドンのスタートを切った直後からフレーザープライスさんはオリンピアンらしい力強い加速力を見せ、ほかの保護者をあっという間に突き放して断トツの1位に。あまりのぶっちぎりっぷりにカメラも他の5人と同じ画面に収めきれていない。
フレーザープライスさんは報道を受けて4月3日、自身のFacebookアカウントにレースに参加した経緯を投稿。「息子ザイオンの運動会がありました。最初は保護者のレースに出るつもりはなかったのですが…」と書き出し、息子は初レースで転倒、その後参加した障害物競走では銅メダルだったことから、「オリンピック選手として金メダルを1個も持ち帰ることができないのは納得できませんでした」と心情をつづっている。
これにはファンたちから「スプリンターだからゆっくり走るなんてDNAが許さないのね」「自分の母親がこの地球上で最速だってわかって息子も誇らしく思っているはず」などのコメントが寄せられている。