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まもなく4月。学生生活に終わりを告げ、新社会人として本格的に働き始める人たちも多い季節です。新しい生活への不安と期待に胸を膨らませつつも、毎月の給料を手にすると気になるのは賢いお金の使い方ではないでしょうか。
家計簿アプリ「マネーフォワードME」を展開する金融IT企業のマネーフォワードが2023年3月、18歳以上のアプリ利用者に新社会人時代を振り返り「当時取り組めばよかったと思うこと」について尋ね、その回答(169人)をまとめました。
後悔のトップは「投資を始めなかったこと」
最も多かったのが「投資を行う」(27.2%)、次いで「投資について学ぶ」(24.3%)となり、早いうちから投資を始めなかったことへの後悔が目立ちました。理由として「積立投資期間が長くなることで、よりメリットを享受できた可能性がある」や「貯蓄しかしていなかった。投資をしていれば余裕を持ってセミリタイアできたかもしれない」「学べば早くスタートすることの大事さがわかり、アクションにつながっていたと思う」などのコメントが寄せられました。
早いうちに始めておけばよかったと感じる投資は、「つみたてNISA/NISA制度の活用」(41.3%)、「投資信託」(26.1%)、「個別株への投資」(23.9%)の順となりました。
社会人になると税金や保険料など給料から引かれるお金も増えることから、やっておけばよかったことの3位には「税金や各種控除などの社会制度の仕組みを知る」(15.4%)が入りました。「社会人2年目からは所得税控除など意識しないうちに支払う税金が多い」や「年金や給付金を知ると将来の金銭的計画が立てやすくなる」という理由が挙げられました。
この調査では「取り組んでおいてよかったこと」も尋ねており、回答数が多い順に「貯蓄する」(32.0%)、「収支状況を知る」(22.5%)、「投資を行う」(10.7%)でした。投資を始めたことがよかったと振り返るのが1割程度にとどまる一方で、多くの人が貯蓄についてはしっかり取り組んでいる様子がわかりました。