WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の決勝、日本vsアメリカが3月22日午前8時(日本時間)から開催。3対2で日本がアメリカを制し、14年ぶりとなる悲願の優勝を果たした。
日本初得点となる「村上覚醒」のホームランから、エンゼルスのチームメイト、大谷翔平とマイク・トラウトの直接対決まで、見どころを動画とともに振り返る。
試合開始前から熱かった
WBC決勝戦は大谷翔平選手の名言からスタート。試合前、ロッカールームに集まった侍ジャパンを奮い立たせたのは、大谷選手だった。
「憧れるのは、やめましょう」
大谷選手とエンゼルスのチームメイト、マイク・トラウト選手が国旗を手に入場。
両者の直接対決があるのか、期待が高まった。
2回表、試合が動き出す
準々決勝のベネズエラ戦で逆転の満塁ホームランを打ったトレイ・ターナー選手がレフトスタンドへのホームラン。アメリカが先制する。
その後ツーアウト1・2塁とピンチを迎えるも、今永昇太投手が1点で抑えた。
2回裏「村上覚醒」
続く2回攻撃、村上宗隆選手が、初球を振り、右中間へのホームラン。同点に追いつく。
その後、1アウト満塁のチャンスにラーズ・ヌートバー選手がファーストゴロ。その間に3塁ランナーが帰り、日本は2-1で攻撃を終えた。
4回裏、日本のホームラン!
4回攻撃、岡本和真選手が、左中間へのホームランを決め、日本は3-1とリードを広げた。
8回表、ピッチャーはダルビッシュ
ピッチャーが大勢選手→ダルビッシュ有選手に交代した8回表。シュワーバー選手が右中間へのホームランを決め、アメリカが3-2と1点差に迫った。
その後USAコールが鳴り響く中、ダルビッシュ選手は後続を断ち、日本優勢のまま8回裏へ繋いだ。
9回表、ついに大谷選手がマウンドへ
9回表、満を持して大谷選手がマウンドへ上がった。泥のついたユニフォームの大谷選手。場内にはUSAコールが響き渡った。
2打者目のベッツをダブルプレー、ツーアウトで抑えた。日本、WBC優勝まであとアウト一つの場面で、メジャーで3度もMVPを獲得したスーパースターであり、エンゼルスのチームメイト、トラウト選手との直接対決が実現した。
緊張感が最高潮に達する中、大谷選手はトラウト選手から見事に三振を奪ってゲームセット。
14年振りとなる、悲願の優勝を果たした。