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2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、野球日本代表・侍ジャパンは3月16日、東京ドームで準々決勝の試合に臨む。
対戦相手はプールAを2位で通過したイタリア代表だ。ここからは「負けたら敗退」のまさに“一発勝負”。文字通り、負けられない試合が続く。
「史上最強チーム」との呼び声も高い今大会の日本代表。現役メジャーリーガー4選手と実績十分の国内選手を擁し、1次ラウンド(プールB)を全勝で勝ち上がってきた。
14年ぶりの世界一奪還への戦いは決勝を含めて最大であと3試合。アメリカで行われる準決勝進出へ向け、まずは準々決勝の勝利を目指す。
イタリア代表との試合、テレビ放送・アマプラ配信は?
イタリア代表戦のテレビ放送・Amazonプライムビデオ配信は、以下の通り。
【3月16日 日本代表vsイタリア代表】
【テレビ放送】テレビ朝日系列(午後6時半〜)
【配信】Amazonプライムビデオ(午後6時〜)
※プレイボールは午後7時を予定
大谷⇨ダルビッシュ、夢のMLBリレー実現?
「負けたら終わり」の重要な一戦となる準々決勝は、 開幕戦となった9日の中国戦に登板した大谷翔平投手の先発登板する。
大谷選手は投打で躍動しプールBのMVPにも選出された。中国戦では4回を投げて無失点だった。イタリア相手にどんな投球を見せるのか。おそらく中国戦と同様に、投手登板後はDH(指名打者)として試合に出場する見込みだ。
1次ラウンド最終戦のオーストラリア戦では、初回に打球を自身の広告看板に直撃させる衝撃の3ランホームランを放ち、チームを勢いづけた。
WBCが日本で見られるのもこの準々決勝まで。その勇姿を目に焼き付けたい。
そして、明日の試合で「可能性がある」と報じられているのが、投手・大谷からダルビッシュ有投手への継投だ。MLB投手の豪華な投手リレーは実現するのか。
大谷選手はアメリカン・リーグのエンゼルス、ダルビッシュ投手はナショナル・リーグのパドレスに所属。リーグが異なるため、「MLBオールスターゲーム」でもこのリレーは実現しない。
まさに侍ジャパンでしか見られない継投。熱視線が注がれることは間違いない。実現すれば、MLBが公式に何らかの言及する可能性は十分にあるだろう。
ダルビッシュ投手は10日の韓国戦に先発登板。2ランホームランを打たれるなど3失点したが、経験と実績豊富なベテラン右腕の力が日本に必要なのは、間違いない。
「日本代表、選手の交代をお知らせいたします。ピッチャーの大谷翔平がそのまま入り、指名打者。ピッチャー、大谷に代わりましてダルビッシュ有」
例えばこんな場内アナウンスになれば、球場は必ず盛り上がるはずだ。
エンゼルスの“同僚対決”にも注目
16日のイタリア代表戦では、もう1つ楽しみな戦いがある。大谷投手とイタリアのデビット・フレッチャー選手の“エンゼルス同僚対決”だ。
同じチームでシーズンを戦っている2人は仲が良いことでファンの間でよく知られているため、両者の対戦を待ち望む声がSNSでは数多く寄せられている。
そんな中、“ある人”の約束の話題がファンの注目を集めている。侍ジャパンにも帯同しているエンゼルスの水原一平通訳だ。
水原さんは、日本とイタリアが準々決勝で戦うことになった場合に、初来日のフレッチャー選手と日本の寿司屋に行く約束をしていたという。
フレッチャー選手が日本の寿司を気に入るか...はさておき、負けられない一戦。総力戦で勝って、アメリカ行きを決めたいところだ。