「日本、大好き!みんな、ありがとー!」
野球日本代表・侍ジャパンで初の日系選手として出場しているラーズ・ヌートバー選手の人気が止まらない。ここまで1番・センターでWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)全試合に出場している。
タイムリーヒットや好守備でチームを牽引。自身の“ペッパーミルパフォーマンス”はチームや野球ファンを巻き込んだ一大ブームとなり、日本人の心をしっかりと掴んでいる。
3月10日に行なわれたプールB第2戦・韓国代表との試合に大勝した後にはヒーローインタビューに登場した。
日本での人気に火がついた中、ある1枚の写真が再び注目を集めている。
斎藤佑樹さんの予言的中「きっと...」
メジャーリーグのセントルイス・カージナルスに所属するヌートバー選手。
元プロ野球選手の斎藤佑樹さんはWBC開幕前の3月4日、自身のインスタグラムに現在のヌートバー選手とのツーショットを投稿。自身が高校生、ヌートバー選手がまだ少年だった17年前に撮影したという2人の写真も合わせて公開した。
時を超えた再会に斎藤さんは「涙が出そうになりました。改めて野球の神様に感謝します」とし、ヌートバー選手も「🔥❤️」と反応していた。
斎藤さんは次のようにヌートバー選手についての思いをつづっていた。
あのときのあどけない少年が、心から尊敬できるマインドを持ったたくましい野球選手になっていました。
アメリカに行き、17年ぶりに会ったラーズヌートバー選手。再会の喜びに、涙が出そうになりました。
改めて野球の神様に感謝します。日本の皆さんがきっと好きになる!そう思わせてくれるナイスガイでした。ラーズ!日の丸を背負って暴れてください!
斎藤さんがつづった通り、すでにヌートバー選手は日本の野球ファンの心を鷲掴み。まさに“予言”は的中していた。
斎藤さんが高校日本代表だった2006年、アメリカ遠征の際に当時少年だったヌートバー選手はバットボーイを務めていて、交流があったという。
SNSでは「夢のある写真」「映画化してほしいエピソード」などとコメントが寄せられた。
日本人の母とアメリカ人の父を持つヌートバー選手。
侍ジャパン合流時には、チームがヌートバー選手のミドルネームである「タツジ」から“たっちゃんTシャツ”を作って歓迎された。1次ラウンドの韓国戦では円陣での声出しを任されるなど、チームでの存在感は日に日に増している。
侍ジャパンは3月16日、イタリアとの準々決勝を行う予定。この試合でもヌートバー選手の全力プレーに熱視線が注がれるはずだ。