知ってる?花粉を家に持ち込まない方法。盲点だった“アレ”に気をつけるだけで激減【豆知識】

東京ではまもなく桜が開花し始めるなど春本番。花粉症がつらさを増す季節でもありますが、家に持ち込む花粉はできるだけ減らしたいものです
ウェザーニュース
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今年は花粉の飛散量が関東から西日本では2022年よりも多く、地域によっては2〜3倍になると予想されています。

ウェザーニュースでは3月7〜8日に花粉の飛散状況に関するアンケート調査を実施しました。花粉症の人を対象に見ると、「けっこう感じる」が58.5%と最も多く、次いで「ちょっと感じる」35%、「感じない」6.5%という結果に。花粉を感じている人の割合は93.5%に上ります(7,667人回答)。

最近は平年より暖かくなる日が多く、スギ花粉が多く飛散しています。花粉対策をしっかりしたいものですが、見落としがちなのが髪の毛だといいます。詳しく教えていただきましょう。

飛散している花粉は髪にもつく

1年でもっとも花粉症の出やすい春がやってきました。この時期はできるだけ花粉にさらされることは避けたいものですが、注意したいのは外出時に飛散している花粉だけでなく、室内に持ち込まれる花粉です。

「花粉対策では、できるだけ室内に花粉を持ち込まないことが鉄則です。窓や玄関ドアなどからの流入はもちろんですが、洗濯物や衣類、髪に付着して家の中に持ち込まれる花粉もあります」と、花王コンシューマーインテリジェンス室の福地さんはいいます。

そして、対策をしていないことが多いのは髪の毛だというのです。

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「花王で外出時の花粉対策についてアンケートを行ったところ、花粉の付着が気になるところとして『髪』を挙げた人は『ジャケット・上着』と同程度だったにも関わらず、対策はそれほどしていないという結果となったのです。

空気中に飛散している花粉は、衣類同様に髪にも付着します。しかも、衣類の素材によっては、髪の毛の方が付着量は多くなります。花王の行った実験からは、髪はウール並み、ポリエステルと比べると付着量が多めなことがわかります。花粉対策のためには、髪の毛にも気を付けることが大切です」(福地さん)

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髪に“付着させない”“除去する” 

髪の花粉対策は、何が効果的なのでしょうか。

「花粉の付着量は、一般的にはロングヘアの方がショートヘアよりも総付着量は増えます。また髪の表面には頭皮から分泌された皮脂が付着していて、この皮脂も花粉が付着しやすく、花粉のつきやすさに影響しているようです。

髪に花粉が付着しにくくするためには、ロングヘアの人は髪をまとめます。ショートヘアでも花粉は付着するので、ヘアスタイルに関わらず帽子をかぶるのはおすすめです。髪に花粉やほこりがつきにくくなるシャンプーを使うのもいいでしょう」(福地さん)

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「花粉対策の大きなポイントは『持ち込まない』『除去する』の2つです。

家に入る前には、手やブラシで髪や衣服を払って、できるだけ花粉を持ち込まないようにしましょう。表面を撫でるように払います。順序は上から下へ、髪を払ってから上着やジャケットです。

髪に多少の花粉は残ってしまうので、できれば早めに髪を洗うといいですね」(福地さん)

花粉症があると春がつらいものとなってしまいます。少しでも症状を軽くするために、できることから対策していきましょう。

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