映画『ハンガー・ゲーム』シリーズで知られる俳優、ジェナ・マローンさんが、過去に性的暴行を受けていたことを自身のインスタグラムで明かした。
マローンさんは2月28日、映画『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』(2015年)の撮影終了直後にフランスの田舎で撮った写真と共に、「一緒に仕事をしていた人から性的暴行を受けた」とコメント。その上で、どうにか前に進もうと努力しているという現在の心境についてつづった。
「このプロジェクト、素晴らしい役、そして親しくなった人々に感謝の気持ちでいっぱいでした」
「トラウマになるような出来事がなければよかったけど、それが人生のリアルさなのかもしれません。私は修復的司法を通じて、自分を傷つけた人と、そして自分自身と和解するため、必死に癒しと学びを続けてきました」
そして、この痛みを感じずに同作品や役について語るのは難しいものの、「それを乗り越え、私が感じた喜びと達成感を取り戻す準備はできています」と述べ、他の性的暴行のサバイバーに「たくさんの愛を」「いつでも話を聞きます」と手を差し伸べた。
米メディアDeadlineによると、マローンさんはコメントを寄せたユーザーに対し、加害者を特定しなかったのは「キャンセル・カルチャー(問題ある発言や行動をとった人物や企業などを批判するため、商品のボイコットや番組の出演を取りやめること)」を懸念したからだと言い、「刑事司法制度が私を完全に癒してくれるとは思えない」と答えているという。
マローンさんは、『ハンガー・ゲーム2』(2013年)、『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』(2014年)、『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』(2015年)に、ジョアンナ・メイソン役で出演した。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。