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アメリカ・フロリダ州で、妊娠中の女性容疑者のお腹の赤ちゃんが、不法に拘束されているという理由で、釈放を求めている。
「まだ生まれていない子ども」を申立人に2月17日に提出された緊急の請願書では、代理人が「妊娠8カ月の胎児は、マイアミ・デイド郡の矯正・リハビリテーション局で適切なケアを受けることができていない」と主張。
赤ちゃんの母親のナタリア・ハレル容疑者はビタミンや栄養のある食べ物を提供されておらず、最後に産婦人科医の診断を受けたのは10月で、エアコンがついていない37℃の護送車に置き去りにされたことがあると述べている。
そして「胎児は犯罪で起訴されておらず、州の憲法で保障された権利が侵害されている」として、生まれていない赤ちゃんの釈放を求めている。
「生まれていない子どもは一人の人間で、憲法上の権利がある」
子どもの代理人であるウィリアム・ノリス弁護士は、「まだ生まれていない子どもは一人の人間であり、憲法上の権利がある。その1つは、正当な法手続きなしに自由を奪われない権利だ」とNBCマイアミに語った。
ノリス弁護士によると、子どもの福祉について心配する父親が、今回の申し立てをした。
父親は「赤ちゃんの健康や福祉を心配している」「早産や低体重で生まれてきてほしくはない」と述べている。
一方、矯正・リハビリテーション局は申し立てに異議を唱えており、「すべての受刑者が適切な治療を受けられるようにしている」と反論した。
また、フロリダ州のアシュリー・ムーディ司法長官は20日、不適切取り扱いの証拠がないという理由で、申し立てを却下すると述べた。
ハレル容疑者は2022年7月、Uberの車中で口論になった相手を射殺した罪で起訴され、郡刑務所に拘留されている.
裁判は4月に始まる予定で、ハレル容疑者は無罪を主張している。ノリス弁護士は地元テレビ局WPLGに、「彼女はまだ何の有罪判決も受けていない」と語った。
「起訴されていますが、弁護士は正当防衛を主張する予定です」「有罪が確定したわけではありません」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。