ロシア軍のウクライナ全面侵攻が始まってから2月24日で1年を迎えた。これに合わせて、2月23日に行われた国連総会の緊急特別会合で、ロシア軍の即時撤退とウクライナでの永続的な平和などを求める決議案が、141か国の賛成で採択された。
Advertisement
この決議に法的拘束力はないが、ロシアの国際社会での立場を孤立させることに成功したと朝日新聞デジタルは報じている。
国連の発表によると、賛成した国は日本、アメリカなどを含む加盟国193カ国の過半数に当たる141カ国であった。
反対した国は当事者であるロシア、ベラルーシ、朝鮮民主主義人民共和国、エリトリア、マリ、ニカラグア、シリアの7カ国。棄権した国はインド、中国、パキスタンなどの32カ国だった。
この決議を通して総会は、戦争の国際的な影響に対処するため、各国に連帯の精神で協力するよう呼びかけた。また、決議はウクライナ内で行われた重大な国際法違反に対して調査と訴追の必要性を強調した。
Advertisement
■加盟国193カ国の投票、その内訳は
国連の公式Twitterによると、国別の投票の内訳は以下の通り。
■反対(7カ国)
ベラルーシ、朝鮮民主主義人民共和国、エリトリア、マリ、ニカラグア、ロシア、シリア
■棄権(32カ国)
アルジェリア、アンゴラ、アルメニア、バングラデシュ、ボリビア、ブルンジ、中央アフリカ共和国、中国、コンゴ、キューバ、エルサルバドル、エチオピア、ガボン、ギニア、インド、イラン、カザフスタン、キルギス、ラオス、モンゴル、モザンビーク、ナミビア、パキスタン、南アフリカ共和国、スリランカ、スーダン、タジキスタン、トーゴ、ウガンダ、ウズベキスタン、ベトナム、ジンバブエ