「雪で犬は喜ばない」
そんな一言ともにTwitterに投稿された1本の動画が、大きな注目を浴びた。
動画に映るのは、雪の上で立ち止まる1匹の犬。渋い表情で震えながら身を縮こまらせている。
「もう帰る?お帰りや、もう。鼻水垂れよるぞ」「震えすぎ」と話しかける飼い主らの声も収められている。
この様子に、1万7000件のリツイートと9万3000件の「いいね」が殺到。「かわいそうだけど、かわいい」「(散歩を)後悔してるじゃん」「早くおうちへ」「寒いもんは寒いよな、こたつでぬくぬくしようぜ」「抱きしめてあげたい」と、犬に寄り添うコメントが相次いだ。
ハフポスト日本版は、投稿者(@sabuchan105)である飼い主の女性に詳しい話を聞いた。
飼い主によると、動画に映る犬は、6歳のメスの柴犬、ひまわりちゃん。飼い主宅で生まれ、「わがままで甘えん坊」な性格に育ったという。愛媛県内の山あいで、夫婦と子ども4人、3匹の犬と同居している。
動画が撮影されたのは、1月26日朝。
「何年か一度、ドカ雪が降るのですが、今回は予想以上に降りました。雪は5センチくらい積もっており、朝にはガチガチに凍っていました。
この日、ひまわりちゃんは勢いよく散歩に飛び出したのですが、他の犬たちよりも散歩に遅れてしまったことに悲しくなり、座り込んでしまいました。
寒がっているだけでなく、誘惑に負けて散歩に行けなかったことを後悔してるのだろうと思いました」
実は、雪の上を散歩するのは初めてではないというひまわりちゃん。
「いつもはこんなに寒そうにすることはありません。雪が降っている間は、雪の上をずっと歩いているので、雪は好きな方だと思っていました」
あわせて4匹の犬と暮らしている飼い主は、犬たちが「心のより所になっている」と話す。
「犬との暮らしはとても楽しいです。人と同じく、4匹それぞれ性格や、好きなものが異なります。大変なこともありますが、私たち家族が犬に助けられることもたくさんあります。心のよりどころになってるのは間違いありません」