マイク・ペンス前副大統領に召喚状。司法省のトランプ氏捜査に関連か

トランプ前大統領の議事堂襲撃への関与と機密文書の不正取り扱いについて捜査する司法省の特別検察官が、ペンス前副大統領を召喚した

アメリカ司法省のジャック・スミス特別検察官がマイク・ペンス前副大統領を召喚したと、関係者が2月9日にABCCNNに明らかにした。

スミス氏は2022年11月、ドナルド・トランプ前大統領に対する司法省の捜査を監督する特別検察官に任命された。

2021年1月6日に起きた連邦議会議事堂襲撃事件と、トランプ氏のフロリダ州の邸宅で発見された政府の機密文書について捜査している。

スミス特別検察官が、どのような情報取得を目的にペンス前副大統領を召喚したかのかはまだ明らかになっていない。

マイク・ペンス前副大統領(2023年1月27日)
マイク・ペンス前副大統領(2023年1月27日)
The Washington Post via Getty Images

ペンス前副大統領は2021年1月6日、「2020年の大統領選挙で不正があった」というトランプ前大統領の主張を否定。民主党のバイデン氏の大統領就任の手続きを進めた。

トランプ前大統領はそのペンス氏を「勇気がない」と批判。その後トランプ前大統領の支持者が連邦議会議事堂を襲撃し、その中には「マイク・ペンスを吊るせ」と叫ぶ者もいた。

一方、ペンス前副大統領は、FBIによるトランプ氏のフロリダ邸宅の強制捜査については批判的な立場をとっており、「他にこの問題を解決する方法はいくらでもあった」「捜査は世界に対して悪いメッセージを送り、対立させる」と述べている。 

2023年1月には、ペンス前副大統領の私宅からも機密文書が見つかった。そのことについて同氏は「手違いであり、全責任を負う」と述べている。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

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