アメリカの映画館大手AMCシアターズが、どの席を選ぶかによって料金が変わる新たなシステムを導入した。最前列は安くなり、人気がある中央付近の席は高くなるという仕組みだ。同社は「映画ファンの多様なニーズに応えるため」としている。
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AP通信によると、中央付近の席はこれまでより1〜2ドル(約130〜260円)高くなり、最前列の席はほんの少し安くなりそうだという。
CNNは、2023年末までにアメリカにあるすべてのAMCシアターズで午後4時以降に上演される映画に適用されると報じている。
大手映画館による新たな料金設定に対しては歓迎の声もあれば、反対の意見も出ている。
大ヒット映画『ロード・オブ・ザ・リング』に主演した知られる俳優のイライジャ・ウッドさんは反対派の1人だ。
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ウッドさんは7日、自身のTwitterアカウントに「映画館は誰しもに平等である神聖な場所です。AMCシアターズによる新たな取り組みは、低所得層の人にとって不利になり、所得の高い人が有利になります」と投稿した。