【もっと読みたい】弘中綾香アナの「あざとくない」話。人の期待に応えるのをやめて見つけた自分らしさ(インタビュー)
2月14日はバレンタインデー。
「義理チョコ文化」に疑問を持つ人は年々増えている。“Xデー”を前に、2月8日には「義理チョコ」が一足先にTwitterで日本のトレンドとなり、「廃止でいいのでは」「あげる方ももらう方も嬉しくない」などと赤裸々な声が広がった。
いわゆる“本命”の人にチョコレートを贈る人、友人同士で贈り合う人、ご褒美として自分にプレゼントする自分チョコなど、バレンタインの在り方は様々だ。
テレビ朝日アナウンサーの弘中綾香さんも、その考えに共感する1人だ。2021年のインタビューで「義理チョコは廃止でいい」と語っていた。
「いったい誰が得をするんだろう」
弘中さんはバレンタインデーを「無くなったらいいと思う日があったら、堂々の1位」と捉えているという。その理由を2021年2月に発売した初のフォトエッセイ『弘中綾香の純度100%』の中で詳しく綴っていた。
「バレンタインの義理チョコと年賀状は、もともと廃止でいい」と考えているという。ハフポスト日本版は2021年に弘中アナに取材した。その際、バレンタインデーに感じる違和感を次のように語っていた。
例えば、好きな人にチョコレートとか贈り物を贈る機会になっていることに関しては別に何も思わないんです。でも、なぜ女性が男性に対して「日頃の感謝を込めました」みたいな感じで贈らないといけない「風習」になっているんだろうとは感じます。
自身がかつて『ミュージックステーション』を担当していた時には、スタッフの数が多く、実際に100人以上にチョコレートを贈った経験があったという。
バレンタインデーに抱いてきた疑問は、さらにこう続く。
義理チョコのように、「形」だけのものであるならば、喜びの大きさは贈る方も貰う方も決して大きくないと思いますし、経験として義理チョコを貰った方のリアクションを見ても、そこまで喜んでない人もいれば、(お返しがなかった)ケースも実際多いんですよ。
それを見ていると、この行為は「いったい誰が得をするんだろう」って思ってしまうので、義理チョコは個人的に廃止でいいと思っています。
(※発言は2021年12月のインタビュー取材時のものです)
2023年、最新の義理チョコへの意識は?
2023年、人々のバレンタインへの意識はどのようになっているのか。
ITベンチャー企業の株式会社secret placeが1347人を対象に実施した「義理チョコ」についてのインターネット調査では「2023年のバレンタインに義理チョコを渡しますか」との質問に64.8%が「いいえ」と回答した(回答したのは女性677人)。
「今年義理チョコを渡さない理由」のトップは33.3%で、「お金がかかるから」という理由だった。さらに、「義理チョコのお返しが欲しいと思いますか?」という質問に対し、「欲しくない」と答えた人は52.7%だった。
一方、「義理チョコのお返しについてどう思っている?」という質問では、「面倒だと思う」と答えた人は34.3%だった(回答したのは男性670人)。