『スター・ウォーズ』の名優、米軍が撃墜した中国の“気球”に言及。「ジェダイの英雄」の表現が独特すぎた

ジェダイの戦士の見解は?ルーク・スカイウォーカー役で広く知られるマーク・ハミルさん。アメリカ軍が撃墜した「気球」への反応は独特なものだった。
アメリカ本土の上空を飛行する中国の気球(撮影:米西部モンタナ州)
アメリカ本土の上空を飛行する中国の気球(撮影:米西部モンタナ州)
時事通信社

アメリカ本土の上空を飛行していたところをアメリカ軍によって撃墜された気球─。

のちに中国のものだったと判明したが、気球が撃墜されたことについて、中国側が北京にあるアメリカ大使館に厳正な申し入れを行ったと報じられるなど、両国間の問題に発展している。

そんな中、映画『スター・ウォーズ』シリーズのルーク・スカイウォーカー役などで知られるマーク・ハミルさんが2月5日、公式インスタグラムで気球について言及し、話題となっている。

目撃された当初、「謎の気球」などとSNSで指摘が相次いだ中国の気球について、独特な言葉で表現した。

『スター・ウォーズ』シリーズでルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミルさん
『スター・ウォーズ』シリーズでルーク・スカイウォーカー役で知られるマーク・ハミルさん
Rich Fury via Getty Images

「That’s no balloon」(あれは気球ではなく...)

マーク・ハミルさんはインスタグラムで「“That’s no balloon....」(あれは気球ではない...)と前置きした上で「 it’s a space station!”」(宇宙ステーションだ!)とつづり、今回話題となった気球とみられる写真を投稿した。

もちろん個人的な感想に過ぎないが、「宇宙」をテーマにした大作への出演で知られるハミルさんの投稿には反響が広がった。

コメントによる返信には、スターウォーズのファンから作品に関連した言葉が多く寄せられた。

NHKニュースによると、撃墜された気球については2国間で主張が大きく分かれているという。

アメリカ側は中国が戦略的な拠点を監視するために使用していたと主張し、撃墜の正当性を訴えたという。一方の中国側は、気象などを研究する「民間の無人飛行船」と主張していて、双方の間で認識はかなり異なっている。

中国外務省の謝鋒次官は「アメリカの領空に迷い込んだのは完全に不可抗力であり、予想外の偶発的な事件だ。事実は非常にはっきりしており、歪曲して中傷することは許さない」とコメントしたと報じられている。

2020年に日本で目撃された“謎の白い球体”との類似を指摘する報道も

また、今回撃墜された気球をめぐっては、2020年に日本の宮城県の上空で目撃された“謎の白い球体”との類似を指摘する報道もある。

今回の撃墜された気球との関連は定かではないが、2020年に宮城県の上空で目撃された“謎の白い球体“について、ハフポスト日本版は当時、仙台管区気象台に取材。

当時の担当者は、物体の飛行は「確認しており、事実」とした上で、「一部の人から、観測気球じゃないかという憶測も飛んでいますが、少なくとも気象台が飛ばしたものではありません。正直、全くもって何なのか分からない状況です」コメントしていた。

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