お笑いコンビ・EXITの兼近大樹さんは1月31日、全国で起きている連続強盗事件の指示役とみられ「ルフィ」と呼ばれる容疑者と兼近さんの過去の関係性が一部メディアで取り沙汰されている中、Twitter上でコメントを発表した。事実を概ね認めた上で、「理解できない、何故こんな奴がこの世にいるのか、死ね、社会に出るな、で終わらせずに知ってください。それが被害者も加害者も減らし、分断をなくす一歩になります!」と訴えた。
兼近さんは、「沢山の声が届いてますが、多少脚色されたデマもありながら、ほとんどが既に公表している事実」と認め、「当たり前とは程遠い想像を越えたイカれ少年期を過ごしていましたため、弁明の余地もありません」と述べた。
ネット上では、兼近さんに対して「ルフィ」と接点があったことを理由とする非難の声が上がっている。兼近さんは、「あなた達が俺を殺しても、世界は何も変わりません。皆、被害者の助けになるための活動は当然してると思いますが加害者を減らす事で被害者は減ります」と述べた。
その上で、「過去に干渉することはできないので、改めて今日から生きてる俺を知ってください!そして皆様のその熱は、被害者を減らす方に使ってくれたら嬉しいです」とつづった。
兼近さんは「お騒がせしすぎてますので、コメントくれたら質問に答えていきます!!」として、Twitter上で寄せられた質問にも回答。
「ルフィが今後更生することは可能と思いますか? その手助けや兼近さんにしかできない今後の犯罪者の更生支援など考えていますか?」との問いかけに、「(更生の可能性は)低いと思います!更生して欲しいと思ってますかね?(更生して)戻ってきても社会的孤立確定です」と答えた。
その上で、「そんな人(犯罪者)を生み出さないように取り残さないように恵まれない家庭支援や教育的な支援、最後に更生の支援の順番でやっています!地域格差や貧困格差にも目を向けています! でも放っておくのも違いますよね、、」と述べた。
兼近さんは2020年6月、ハフポスト日本版のインタビューに答え、困窮する母子家庭で育ち、定時制高校を中退して家計を支えるために10代で働き始めた一方で、不良グループと行動をともにするようになっていた過去を打ち明けていた。
当時について、「いろんな人に迷惑をかけてしまいました。(逮捕されて)警察の人といろいろ話すうちに、今いる場所(不良グループ)は僕のいるべき世界じゃないのかもしれないと思い始めました」と振り返った兼近さん。芸人を目指して上京する際、信頼のおける1人の友人以外の連絡先を断ち切ったと述べていた。
兼近さんのコメント全文
沢山の声が届いてますが、多少脚色されたデマもありながら、ほとんどが既に公表している事実で、当たり前とは程遠い想像を越えたイカれ少年期を過ごしていましたため、弁明の余地もありません。
今、過去を知った人からしたら今日起きた事実なんだと理解して日々過ごしています。
因みに今もアルファベットすら出来ず、1桁の掛け算もままなりません。
普通なんて知らない人生を生きてきましたがそんな奴が小説を書きました。
1人の人間が犯罪に手を染めていく過程が描かれています。
理解できない、何故こんな奴がこの世にいるのか、死ね、社会に出るな、で終わらせずに知ってください。
それが被害者も加害者も減らし、分断をなくす一歩になります!あなた達が俺を殺しても、世界は何も変わりません。
皆、被害者の助けになるための活動は当然してると思いますが加害者を減らす事で被害者は減ります。
過去に干渉することはできないので、改めて今日から生きてる俺を知ってください!
そして皆様のその熱は、被害者を減らす方に使ってくれたら嬉しいです。