コロナ禍で、多くの人が外出自粛を迫られ、自宅で手軽に楽しめる趣味として手芸を始める人が相次いだ結果、アメリカ国内では手芸関連製品の需要が2020年で上昇しました。
その中でも特に若者の人気を集めたものが「編み物」。お年寄りや女性の趣味といったイメージが長年ありましたが、コロナ禍での流行をきっかけにそのイメージは確実に変わりつつあります。
TikTokでバズる編み物動画
日本国内では自宅で過ごす時間を充実させるため「#おうち時間」や「#stayhome」などの言葉と一緒にさまざまなコンテンツがSNS上に投稿され始めました。
そんな中、海外ではDIY動画などとともに、トレンディーなニットやバッグを編む動画がTikTok上で続々とバズりました。
「可愛い!」「私も編み物が出来たらいいのに」などのコメントが多く寄せられ、これらのTikTokは編み物人気の火付け役となりました。
オリンピックの競技の合間にも
編み物が流行っているのは若い女性の間だけではありません。
2020年東京オリンピックではイギリスのトーマス・デーリー選手(男子高飛び込み)が競技の合間に編み物をする姿が話題となりました。
イギリスの毛糸ブランド「Rowan」公式サイトに掲載されたインタビューによると、新型コロナ流行の初期だった2020年3月にYouTubeの動画を見ながら編み物を始めたと述べていました。
トーマス選手はその後、自身のニットウェアブランド「MADE WITH LOVE TOM DALEY」を立ち上げ、ニットキットや衣服を販売しています。ブランド公式のインスタグラムのフォロワー数はなんと120万人を超えています。
編み物は手軽に始められる!
編み物のいいところは手軽に始められるところです。
必要な道具は毛糸、編み針、ハサミ、とじ針、メジャーなど簡単にそろえられるものばかりです。
YouTube上には解説動画もたくさんアップされているので、コロナ禍でおうち時間が増えた人は、この機会にぜひ始めてみてはいかがでしょうか?