アメリカのテレビレポーター、マーク・ウッドリーさんの「猛吹雪レポート」が面白すぎると話題だ。
クリスマス前、アメリカ本土48州のほとんどで異常気象警報が出され、広い範囲が厳しい寒波や猛吹雪に見舞われた。
しかしこの猛吹雪で凍った人々の心に、皮肉が効いたユーモアで笑いをくれたのが、アイオワ州のNBC系列局KWWLのスポーツキャスター、ウッドリーさんだ。
彼は普段スポーツキャスターとして働いているが、数日間スポーツ試合が中止となり、早朝の中継を手伝うことになったという。
12月22日早朝、猛吹雪の中、約3時間半の番組内で14回に渡る中継をこなしたウッドリーさん。翌日、その様子をまとめた動画を自身のTwitterで公開した。
動画では、ウッドリーさんの率直な表現と皮肉まじりのユーモアが炸裂している。
スタジオのキャスターに「調子はどうですか?」と尋ねられた彼は、半ば不機嫌な様子で「8分前に同じ質問されたときと同じ感じです」と返答。
その後も多くの名言が飛び出している。
「僕は普段スポーツを担当しています。でも、数日は全ての試合がキャンセルされたので、番組側としては『スポーツ担当の彼にいつもより5時間くらい早く起きてもらって、猛吹雪の中に立たせて、視聴者にそんなことしちゃダメだよってレポートさせるのに最適じゃないか』って状況でしょうね」
「午前中にも3時30分っていう時間が存在するなんて、今日まで知りませんでした」
「良いニュースと悪いニュースがあります。良いニュースは、まだ顔に感覚があることです。悪いニュースは、もはや感じられない方が楽かも、と思っていることです」
「いつもの仕事に戻ってもいいですか?僕をいじめるために番組を1時間延長したでしょう?2時間半前に比べて、こっちはどんどん寒くなっています」
ウッドリーさんのこうしたコメントはネットで大ウケし、ネットでは「彼はレジェンドだ」「最高。アイオワ州にある全て道路からこういうレポートしてほしい」など、多くの称賛の声が寄せられた。
一夜にしてスターになったウッドリーさんは情報番組Todayの取材に対し、「まさか、グチの多い天気レポーターとして知られるとは思わなかった」と話している。
今回の天気レポーターとしての仕事についてウッドリーさんは、その時の人員問題が理由だったと述べ、「誰も何をするか教えてくれなかった。スタジオか、現場でも車内だろうって思ってた。まさか、気温マイナス40度で冷たい風が吹く中、外にいるとは思わなかった」と述べている。
ハフポストUK版の記事を翻訳・編集しました。