漫才日本一を決める「M-1グランプリ2022」の決勝が12月18日にABCテレビ、テレビ朝日系列で放送され、第18代チャンピオンはウエストランドに決まった。爆笑問題らが所属する「タイタン」の漫才師がM-1で優勝するのは史上初めて。優勝決定直後の記者会見では、爆笑問題の2人からもらったアドバイスについて明かした。
ウエストランドは2008年結成。2020年大会に続いて2度目の決勝だった。2020年当時もタイタン所属芸人として初のM-1決勝出場だった。
記者会見では爆笑問題の太田光さん、田中裕二さんからもらった“アドバイス”について明かした。
井口浩之さんは「太田さんから『とにかくお客さんを笑わせろ』と、目の前にいるお客さんとテレビを見ているお客さんを笑わせることがすべてだと。審査員ではなく、目の前のお客さんを笑わせることに集中しろと言われた」と明かし、「それはできたかなと思います」と話した。
田中さんには決勝で披露したネタが出来た際にたまたま見てもらい「このネタいいじゃん」と評価されたというエピソードを明かした。ただ、決勝でそのネタをやると言ったところ「1ミリも覚えていなかった」という。
井口さんは「さすがにちょっと喜んでくれるんじゃないかと思っているんで、爆笑問題2人と太田光代社長に会って早くいい報告をしたいですね」と語った。
今後については、「漫才という意味では事務所の先輩の爆笑問題さんがずっと新ネタをやり続けているので、我々がM-1に出れなくなったからと言って漫才をやめることはない。やるしかない。漫才を続ける」(井口さん)と語った。
河本太さんは優勝決定直後に涙を流した理由を問われ、「子どもが2人いるんですけど、できてからというもの涙腺がぶっ壊れまして、すぐ泣いちゃうんですね」と明かし、「自分がチャンピオンになるなんて思ってこなかったですから、まず家族の顔が浮かんで。早く娘の保育園で自慢したいですね」と語った。
決勝にはタイタンからもう1組「キュウ」も出場。ファーストラウンドではキュウが9番目、ウエストランドが10番目と同じ事務所で連続してネタを披露した。
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