ふたご座流星群が活動のピーク「極大期」を12月14日に迎えるのを前に、「火球クラス」の巨大な流れ星が観察された。
動画を撮影したのは、石川県能登町にある天文施設「満天星」。
月夜を捉えた画面左上の位置に、非常に明るい流れ星が出現し、月から離れるように流れる様子が写っている。
満天星はツイートで「火球クラスだったかもしれません」と紹介している。
施設の担当者によると、動画は12月12日午前3時20分ごろ、敷地内で撮影された。
撮影に使用したカメラはATOM CAM2。流星群などの観察用として新たに購入し、12月11日夜から設置。翌12日朝に担当者が映像を確認したところ、巨大な流れ星が写っていたという。
担当者はハフポスト日本版に次のように説明する。
「朝確認してみたら良い流れ星が写っていました。カメラの性能もよく、これからもどんどん流星群を観察、記録していきたい。すごかったという感想です。いくつか流れ星が映っていたのですが、その中でも一番大きなものを投稿しました」
観察できた流れ星の大きさについて「8月のペルセウス流星群の時も明るい流れ星が見えましたが、今回のような大きさのものが(施設から)見えるのは稀です」と付け加える。
「満天星」付近はここ数日、曇ってはいたが、ふたご座流星群と思われる流れ星がいくつか観察できたという。
14日にピークを迎えるふたご座流星群の観察ポイントとして、次の点をあげる。
「なるべく街あかりが少なく、空がひらけた場所で見ることをおすすめします。方角はどこでもOKですが、一点を観察するのでなく、広い視野で見ることをお勧めします。12月の寒さなので、カイロやあたたかい服装で無理をしないことが大切です」