レギュラーシーズンの熱戦が続くナショナル・フットボール・リーグ(NFL)。12月12日に行われたカロライナ・パンサーズとシアトル・シーホークスの一戦で注目を集めたのは、ある1人の男性ファンだった。
なんと男性は、自身のひげをクリスマスツリーにしてしまっていたのだ。実況アナウンサーも「クリスマスツリー人間です!」などと、触れずにはいられなかった。
クリスマスシーズンとはいえ、その発想は斬新すぎる
男性が試合の映像に抜かれたのは、2nd(セカンドハーフ)。パンサーズがシーホークスを20-7とリードしていた場面だった。
カメラに抜かれた男性は鼻下・顎・頬に立派なひげをたくわえているのだが、その色はなんと「緑」だった。加えて、あごひげの部分には色とりどりのオーナメントを飾り付けていた...。
そう、男性は自らのひげを「クリスマスツリー」にしていたのだ。いくらクリスマスシーズンとはいえ、発想が斬新すぎる。なんともユニークだ。FOX Sports(NFL)の公式Twitterが男性の姿がおさめられた映像を投稿すると、反響が広がった。
実況アナウンサーは「that’s a big, dazzled, decorated, Christmas tree of a human beings!!(大きくて、きらめき、装飾が施された、人間のクリスマスツリーです!)」などと描写した。
男性はシアトル・シーホークスのチームロゴが入った帽子をかぶっていて、同チームのファンとみられる。“人間クリスマスツリー”は注目を集めたが、試合はシーホークスが24-30で敗れた。「クリスマスがやってきた」「感動的だ」などとコメントが寄せられた。
クリスマスツリー人間、NFLでは過去にも...
実は、NFLではファンがクリスマスツリーになったことは過去にもある。
2021年に行われたロサンゼルス・チャージャーズとカンザスシティ・チーフスの一戦では、ファンの1人がクリスマスツリーの衣装を着て応援していた。
そのすぐ隣にはサンタクロースもいて、サンタとツリーが共にビールを飲んでいるという、なかなかにシュールで面白い構図だった。まさに、季節ならではのユニークな応援風景だ。