今夜開かれるサッカー・カタールワールドカップの日本戦に合わせて、国際サッカー連盟(FIFA)のワールドカップ公式Twitterが、日本のファンに向けた投稿をした。
「サムライブルーのファンへ、ご褒美です」
そう添えて投稿されたのは、ワールドカップにおける日本の歴代ゴールシーン。
FIFAのアカウントは「ワールドカップでの日本のトップゴールでテンションを上げて」と盛り立てている。
FIFAが動画で取り上げた、ワールドカップにおける「日本のゴール12選」を紹介する。
1998年(フランス大会)
▽中山雅史、ジャマイカ戦
初出場の日本。2連敗で迎えたグループ最終戦で、2点ビハインドの後半29分。
ゴール前に上がったクロスを呂比須ワグナー選手が折り返し、中山雅史選手がボレーで合わせて得点。得点に喜ぶことなく、試合をリスタートさせようとする日本の選手が印象的だ。
初出場は全敗で終えたが、中山選手があげた日本勢のワールドカップ初得点は多くの人の記憶に残っているだろう。
2002年(日韓大会)
ベルギー戦
▽鈴木隆行
自国開催に沸いた日韓ワールドカップ。
初戦ベルギー戦の後半13分。ゴール前へのロングクロスに抜け出した鈴木隆行選手が、右足に伸ばしてねじ込んだシュートは、ゴールに吸い込まれた。試合を1-1の同点とした。
▽稲本潤一
同じベルギー戦の後半22分。稲本潤一選手が相手ディフェンダーをかわした後、左足でシュート。サイドネットに突き刺さり、勝ち越しゴールとなった。
ロシア戦
▽稲本潤一
ゴール前へのクロスから、味方選手の絶妙なパスを受けた稲本潤一選手が、冷静に押し込んで先制点。2試合連続ゴールを決めた。
チュニジア戦
▽中田英寿
1点リードで迎えたシーン。右サイドからのクロスに合わせた中田英寿選手が、強烈なヘディングシュートを叩き込み、追加点をあげた。
2010年(南アフリカ大会)
デンマーク戦
▽本田圭佑
かなり遠目からのフリーキック。本田圭佑選手が放った「無回転シュート」は、左右に揺れるようにゴールに向かって吸い込まれた。
スローモーション映像でも、ボールがほとんど回転していない様子が見てとれる。
▽遠藤保仁
フリーキックのシーン。1点目を奪った本田選手もキッカーポジションに立っていたが、シュートを放ったのは遠藤保仁選手。きれいな弧を描くように壁役のディフェンダーを頭上を越え、右のサイドネット付近に突き刺さった。
2014年(ブラジル大会)
▽本田圭佑、コートジボワール戦
ペナルティエリアでボールを受けた本田圭佑選手は、ワントラップした後、左足で強烈なシュート。相手のゴールキーパーもほとんど反応できなかった。
▽岡崎慎司、コロンビア戦
本田選手からのクロスに、岡崎慎司選手がダイビングヘッドで合わせてゴールを奪った。
2018年(ロシア大会)
▽大迫勇也、コロンビア戦
1対1の同点、後半27分。コーナーキックに大迫勇也選手がヘディングで合わせ、貴重な勝ち越しゴールを奪った。
▽乾貴士、セネガル戦
ペナルティエリアでボールを得た乾貴士選手。ワンタッチして一呼吸おいた後、右足でゴール隅をつく正確なシュートを放った。1-1の同点とした。
▽乾貴士、ベルギー戦
後半6分、ペナルティエリア外で香川真司選手からボールを受けた乾貴士選手。冷静に対処して放ったシュートは、右のサイドネットギリギリをついて追加点。最終的には悔しい逆転負けとなったが、強豪ベルギーに対し、一時は2−0と突き放して試合をリードしていた。