移住について各都道府県と市町村の相談窓口が受け付けた件数が、2021年度は32万件を超え、過去最多となったことがわかった。
総務省が11月15日に発表した調査結果によると、相談件数(面談や電話、メールを含む)は全体で約32万4000件。2020年度から約3万3000件増加した。統計を取り始めた2015年度以降で最多となった。
移住の相談件数は2015年度以降増加傾向にあり、2020年度に減少に転じたものの再び増加した。
最も多かったのはどこだった?
相談件数が最も多かったのは長野県で1万7443件。兵庫県、福島県、北海道、石川県、福井県、静岡県、高知県、石川県、福岡県…などと続いた。
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総務省は、コロナ禍をきっかけに、都市部の若い世代を中心に地方への関心が高まったことや、働く場所を選ばないテレワークの普及、オンライン相談の広がりで相談しやすい環境が充実したことが背景にあると分析している。
特に相談件数が増えた自治体では、こうしたオンライン環境の整備で相談体制を拡充するといった工夫が見られたという。