ディズニーの人気キャラクターといえば、まずミッキーマウスとミニーマウスが挙がるのではないでしょうか。11月18日はミッキーとミニーの誕生日です。
彼らは1928年の11月18日、“生みの親”であるウォルト・ディズニーが手がけた短編映画『蒸気船ウィリー』でスクリーンデビューを果たしました。
ここまでは、多くのディズニーファンが知っていることでしょう。
長く愛されてきたミッキーマウスですが、当初は別の名前が付けられるかもしれなかったことをご存知でしょうか?実は、知られざる秘話がありました。
そもそも、今とは“キャラ”が違ったミッキーマウス
軽快なメロディに乗ってストーリーが展開する短編アニメーション映画『蒸気船ウィリー』。ミッキーマウスは暴君ピート船長の下で働く蒸気船の甲板員でした。
今のイメージと違って、劇中では“いたずらっ子”として描かれたミッキーマウスは、集まった動物を楽器に仕立てて、「わらの中の七面鳥」を演奏します。演奏を聴いたミニーマウスもご機嫌になるシーンもあります。
そんな2匹をみた船長のピートは腹を立て、ミッキーマウスにイモの皮を剥くように命じるという物語でした。上映時間は約7分、「モノクロ」の世界が時代を感じさせるデビュー作です。
ミッキーマウスの声の吹き替えを担当したのがウォルト・ディズニー自身であることは、ファンの人の多くが知っていることでしょう。
もしかしたらミッキーじゃなかった。当初、付けられるかもしれなかった“別の名前”とは?
すっかり世界で愛されるキャラクターとなったミッキーマウス。実は、当初は全く別の名前が付けられようとしていたのです。
配信ストリーミングサービス『ディズニープラス』の公式サイトによると、ウォルトは当初、ミッキーマウスに「モーティマー・マウス」という名をつけようとしていたと言います。
ところが、妻・リリアンが反対したことから、改めてウォルトが「ミッキーマウス」という名を提案したところ、好感触だったことでネーミングに決着が付いたとのエピソードが紹介されています。
皆さんは、ミッキーマウスとモーティマー・マウス、改めてどちらが良いでしょうか?ミッキーが定着したからでしょうか。後者だと違和感を筆者は感じます。
ちなみに、いわゆる“ボツ”となったモーティマー・マウスは「ミニーの幼なじみ」という設定のキャラクターとして『ミッキーのライバル大騒動』(1936年公開)に登場しています。
タイトルの通り、モーティマー・マウスはミッキーマウスの「ライバル」として、その前に立ちはだかるのでした...。
何はともあれ、ミッキーマウスとミニーマウス、誕生日おめでとう。