ギネス・ワールド・レコーズによって「世界一背の高い存命中の女性」に認定された、トルコ人のルメイサ・ゲルギさん。
身長は215.16センチ。この高い身長は、ウィーバー症候群という先天性遺伝性疾患によるもので、身体の成長が異常に早いことで特徴付けられるという。
ゲルギさんは9月、人生で初めて飛行機に搭乗し、トルコからアメリカのサンフランシスコに渡った。トルコ航空のスタッフや医療従事者の献身的なサポートに感謝を伝えている。
トルコで最初のウィーバー症候群の患者。認知広める活動も
ギネス・ワールド・レコーズによると、ゲルギさんは10代からその高身長で世界一に認定されてきた。身長の他にも、「最も長い指」や「最も大きな手」の女性の記録保持者でもある。
ゲルギさんは、トルコで記録された最初のウィーバー症候群の患者でもあり、講演やSNSなどで積極的に発信し、病気についての認知を広めてきた。
2016年に高校を卒業したが、通学はせずホームスクーリングで学んだ。現在は子どもの頃から興味のあったテック業界で、ウェブ開発者として働いているという。
フライト時間は13時間。航空会社の対応は?
フライト時間は13時間。トルコ航空は、いくつかの座席を取り外して、ゲルギさんがストレッチャーの上で快適に過ごせるよう環境を整えたという。
人生初めての空の旅。ゲルギさんはInsiderの取材に対し、「スタッフは信じられないほど親切で、いろいろな手助けをしてくれた」と感謝を伝えた。
「これまでで最も素晴らしい経験でした。長い間、この旅行を夢見て計画を立ててきました。それを実現できてとても幸せです」
「間違いなく最後にはならないでしょう」
ゲルギさんはインスタグラムに、スタッフとの記念撮影や機内食を楽しむ姿をおさめた写真を投稿している。
ゲルギさんはアメリカで仕事に関わる様々な体験をしたようで、シリコンバレーにあるアップル社のアップル・パークなどを訪れたという。
今後は、「ヨーロッパを横断するクルーズやロードトリップに行くのを楽しみにしている」とも話している。