ヤフーが10月18日、Yahoo!ニュースのコメント欄への投稿で携帯番号の設定を必須化すると発表したことが話題だ。
発表直後からSNSなどで瞬く間に様々な反応が寄せられた中、TBSの安住紳一郎アナウンサーが19日、総合司会を務める『THE TIME,』でこの件について言及した。その際の言葉に反響が広がっている。
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安住アナが“ヤフコメ”について語ったこと
ヤフーによると、設定の必須化は11月中旬から実施される見込みだ。コメントと携帯番号とを紐づけることで、誹謗中傷や不適切なコメントを繰り返すユーザーへの対策を強化する狙いがあるという。
番組ではこの件について報道。午前7時台でこのニュースに触れた際、安住アナは通称ヤフコメについて「私たちも結構記事にあがった場合は心に余裕がある時は読んだり、ちょっと強く非難されてる時は読めなかったりするときはあるんです」と述べ、コメントを閲覧する際には、自身の心の状態が影響することもあると言及した。
続けて、番組でヤフー側の今回の措置への賛否の声を紹介すると、安住アナは「たくさんの人が自由に書き込めるということで、役に立つ意見、さらには声なき声というようなものも反映できることもあります」とした上で、「メディアに対して何か言いたいときなどに、このコメント欄を利用する方が多かったんで、今後、これがどうなるか注目されます」と結んでいた。
ヤフコメ、何が問題?
Yahoo!ニュースは2007年からコメント欄を提供。様々なニュースの中には、一部で不適切なコメントや誹謗中傷にあたるものも散見され、長らく問題となってきた。
ヤフー側はコメント欄での誹謗中傷対策として「2018年6月より、不適切なコメントを繰り返し投稿したアカウントについては、それ以降の投稿ができなくなるよう『投稿停止措置』を行っています」と説明している。
2020年10月からは、停止措置を受けたユーザーが、新たにIDを取得して不適切コメントを投稿するのを防ぐ対策も講じてきた。同じ携帯番号を利用してIDを再取得した場合もコメントの投稿を制限していた。
その一方で、「コメントの『投稿停止措置』を受けたユーザーは、携帯電話番号の設定がないIDの割合が5割以上と高水準になっていた」と問題について報告していた。